40年会、ソロ・ヴァイオリンのコンサート鑑賞会報告  

                                                   世話人  三浦 一男

今回のイベント「ソロヴァイオリンのコンサート」は3月20日にソロコンサート専用に設計された会場(100人収容、満員でした)ソノリウムでおこなわれました。奏者は同期生長谷川節子さんのご子息長谷川淳一さんでした。彼の素晴らしい力量を知ったのは彼がファーストヴァイオリンを務める40年会でもお馴染みのJCP室内管弦楽コンサートを通じてでありました。今回はヨーロッパでのソロコンサートを3回した後に最後に日本で行うということで18人が集まりました。中にはヴァイオリンを相当練習している人から私のように初めてソロヴァイオリンコンサートを聴く者まで色々でしたが、揃って「感動しました」と感想をのべていました。素人の表現ですが、力強く奔放に弾かれると思えば、限りなく静かにむせび泣くような小さい音の連続にすっかり引き込まれてしまったり、ヴァイオリンの伸びやかさそのものを感じてうっとりしたり、最後は他の参加者が曰くまるで3台ぐらいの楽器が重なって聞こえてきたというほどに、多分あれを超絶技巧といわれるものだろうと思いますが、演奏に深く引き込まれてしまいあっという間に2時間が過ぎてしまいました。誰もがもう一度聴きたいと思ったと思います。
参加した人の感想の2~3をあげますと
「才能あふれる美しくも力強い演奏を心行くまで堪能させていただきました」
「久しぶりに生のヴァイオリン演奏を堪能しました」
「私には神業としか思えませんでした」
「昨日のヴァイオリンコンサートは衝撃的でした。圧倒されました。本当にありがとうございました」
長谷川さんは私達に寄せて書いてくださった小文によると「ヴァイオリンという単独楽器でどの程度音楽の世界を人々に伝えられるかということにずっと挑戦して参りました」とのことでした。その言われる意味が少しわかった気持ちがしました。終了後関西学院大学40年会を代表して佐藤幹事から花束を贈呈しました。又佐藤さんのお孫さん(中二)からも贈呈して好演をお祝いしました。この花束は何よりもお花が大好きな鹿島紀子さんがアレンジしてくださいました。

長谷川淳一さんの略歴:
東京芸術大学、ドイツエッセン音楽大学卒業。その後ロンドンで更なる研鑽を積む。ヨーロッパを中心に演奏活動を開始し、2003年よりドイツ・エッセン市フォルクヴァング室内管弦楽団のコンサートマスターを3シーズンにわたり務める。独立後も「境のないヴァイオリン」というコンセプトで様々な民族楽器とのコラボレーションやソロ活動を続けて現在に至る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長谷川 淳一氏 (今回のソロ・コンサートの案内書より)

開演前の40年会メンバー
ソロ・ヴァイオリンコンサート終了後に、長谷川淳一氏(右から6番目の方)と40年会メンバー
40年会として、長谷川淳一氏に佐藤一雄さんのお孫さん(中学2年生・近藤亮介君)から花束贈呈
もう1つ、40年会として、長谷川淳一氏に佐藤一雄さんからこの花束を贈呈しました。
 40年会・長谷川節子さんとご子息・長谷川淳一氏
コンサート後、長谷川淳一氏と歓談する佐藤一雄さんと三浦一男さん   

                                                                                                                              写真編集      山田 哲哉
                                                                                                                                           以上