水虫の季節 ('06年10月31日更新)
夏です。太陽、入道雲、生ビール、シャワー、パラソル、そして水虫の季節です。 水虫は、学名では白癬といい、英語ではathlete’s footと言って、足に出来やすいのが特徴です。人間の皮膚にはいろいろなカビがくっつきますが、皮膚糸状菌の感染による皮膚の病変を白癬と言います。頭部、股部、足、手、爪などに見られます。主として接触感染であり、ヒトからヒトへ、動物(ペット)から感染し、衣類や器具を介して感染することがあります。
男性も女性もかかる水虫の患者数は、いま日本で1千万人以上、10人に1人といわれています。足につく水虫の菌は高温多湿を好むので、患者のほとんどは真夏でも靴下をはき、靴を履いている人たちです。「そんなこと言うても、「ナマアシ」で会社へは行かれへん」ですよね。
最近のペット・ブームで犬を介してうつることがあります。
治療はクスリと生活習慣を改善することです。自分で出来ることは、毎日足、特に指の間を石鹸で洗って清潔にすること。靴下も毎日取り替える、靴は蒸れにくいものをはく、バスマットはこまめに洗濯するなどで感染が防げます。
夏になると水虫の薬の広告が氾濫します。でも水虫といっても色々です。菌の種類によって効くものもあり、効かないものもあり。一度皮膚科へ行って診察してもらいましょう。その上であなたが飼っている水虫のバイキンをやっつけることができる適切な薬を教えてもらいましょう。
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