中・高年の睡眠 ('06年10月31日更新)
中・高年になると多くの方が 寝つきが悪くなったり、睡眠が浅く目が覚めやすく なったり、普段より朝早く目が覚めたりします。 それは若い時に比べ日中の活動量が減り、疲れがたまりにくくなることや 熟睡にあたる深いノンレム睡眠の時間が短くなり、睡眠の質が悪くなることから くるようです。
どうしたらぐっすり眠り、さわやかな朝が迎えられるでしょうか。
・ 朝決まった時間に起き、太陽の光をたっぷり浴びる。 それによって体内時計が調節され、光を浴びて14〜16時間経つと眠りをさそうメラトニンが分泌され眠気が起こる。
・ 寝る前に好きな音楽を聴いたり、軽い読書をしたり、アロマテラピーなどで リラックスし、眠気がでてから床につく。 寝付けないときは「眠れない」とあせらず、一度床を離れ、少し暖めた牛乳やラベンダー、 カモミールなどのハーブテイーを飲むのもいいでしょう。
・ 枕を変えてみる。 高さ、柔らかさなどいろいろあります。 またその人にあった枕のオーダーも人気があるようです。
・ 適度な運動をすることで 適度な疲れが深い眠りを誘う。 水泳や体操などの全身運動をして快い疲労を感じたり、エレベーターを使わず階段を利用、など工夫する。
・ お酒は睡眠薬代わりにはならない。 一時的に眠れても眠りが浅く睡眠不安定になります。
・ 精神的ストレスを抱えている時も、規則正しい生活を心がけることが大切。 それでも寝つけない時は、心療内科などの医療機関を受診したほうがよいでしょう。
・ 慢性的な不眠が続く時は 睡眠薬を飲むのも1つの方法ですが、かかりつけの医者に相談して 症状にあった処方をしてもらいましょう。
これからは暑くて寝苦しい夜が続きますが、部屋の温度、寝具、パジャマなども工夫して心地よい睡眠をおとりください。
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