重曹の使い方 ('07年2月11日更新)
重曹の使い方
重曹=炭酸水素ナトリウムNaHCO3,重炭酸ナトリウム 白色の粉末か結晶 用途:制酸剤 (胃液の酸度を抑える。胃酸過多症、消化性潰瘍の疼痛に用いる。) 洗濯用洗剤(アルカリ性が強いためウール製品の洗濯に用いる) 食品加工 (膨張剤ベーキングパウダーとして焼き菓子の原料として用いる)
重曹は古くから、家庭でよく使われてきたものです。最近は雑誌でもよく取り上げられています。 食品としてだけではなく、クレンザーとして、また、消臭剤や入浴剤としての使い方も注目されています。使い方の例をいくつか挙げてみます。
キッチンで ・ 食器洗いに、少量の水と重曹の粒子で汚れ、油分をこすりとるように洗います。 ・ くもりや茶渋などのがんこな汚れは水を少し含ませたスポンジまたは布で磨きます。 ・ 鍋の焦げには、1リットルの水に大さじ4杯の重曹を加え、火にかけてしばらく煮て、 火を止め冷めてから、たわし等でこすると浮き上がった焦げが簡単にとれます。アルミ製品は変色することがあるので避けてください。 ・ 鍋、シンク磨きには汚れた部分に重曹をふりかけ、水をつけずにスポンジ等で磨きます。 ・ その他、傷つきやすいプラスチック容器の洗浄、冷蔵庫、レンジの清掃にも向いています。
脱臭、消臭に ・ 冷蔵庫、冷凍庫のそれぞれに1カップほどの重曹をフタの無い容器に入れて置いておくと2ヶ月くらいは脱臭効果がありま す。使い終わると排水口にパイプクリーナーとして流します。 ・ 排水口には1カップ程をふりかけて、熱湯を流すと臭いが取れます。 ・ 靴の中に、重曹を紙で包んで入れておくと消臭効果がありま す。 ・ 生ゴミなどを入れるバケツやゴミ箱にも重曹をひとつかみ入れておくと、臭いや少量なら水分も吸い取ることができます。 お掃除に ・ 浴槽や洗面器の湯垢は重曹を振りかけてスポンジでこするときれいになります。 また残り湯に重曹を入れて洗うこともできます。入浴しながらの掃除も安心です。 ・ カーペット全体にふりかけ、2時間ほどそのままにして、掃除機で吸い取ると臭いがとれ、きれいになります。 ・ ほこりや髪の汚れがついたヘアブラシを、重曹を入れた洗面器につけて洗うと きれいになります。
洗濯の前処理に 重曹を少量の水で練り、シミの部分に塗りつけ、その後普段どうりに洗濯します。 襟、そで口汚れには重曹を酢で練った方が効き目があります。 いずれの場合も、目立たないところで色落ちを確かめてから使用してください。
重曹はスーパー等で販売されていますが、調味料としての少量パック、外国産ものは割高です。 最近はスーパーの洗剤コーナーに置かれている事もあります。500g、1kg程度の容量のものが 安く使いやすいです。
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