9月の三日月会の例会は会場の都合で8月29日の開催でした。暑い中46名の皆さまにご参加い
ただきました。ありがとうございました。講師は水彩スケッチ会を主宰してくださっている同窓の五十
嵐吉彦様です。五十嵐様は25年前に講師として三日月会にご登場いただき、それをきっかけに東
京支部に水彩スケッチ会が誕生しました。今では土曜会と月曜会で会員の皆さんが楽しんでおられ
ます。時間いっぱいの熱のこもったご講演をありがとうございました。
【ご講演の内容】
・水彩スケッチ・ペン彩画の誕生
 企業人を卒業して第二の人生をスタートするときに、写真や画像がデジタル化へのスピードを早め
ている中、手を使って描くことの重要性を普及させたい、長い人生を健康で生きがいのある生活を
送るためにできることはないかと考え、水彩スケッチ・ペン彩画を思い付かれました。絵とは学生時代
の弦月会以来の長い関わりです。
 この絵は野外に出かけての風景スケッチで、紙のサイズは誰でも楽しめる手軽なF4(24x33センチ
)、スケッチペンと透明水彩を使い光と影を生かしたクリアな具象作品を約2時間で仕上げます。没
頭して描く楽しみ、出来上がったものは飾る楽しみ、見ていただける楽しみがあります。
・描くときの基本ポイント
 描くときはまず大事なのは構図です。主役と脇役の設定とどう切り取るかを考え、基本の3分割法
で位置を決めます。次に鉛筆で当たりをとり、ペンで線を描きます。    
 彩色は混色や重ね塗り、水加減に留意し、白地を生かして光や影を工夫し、全体の明暗や濃度
のトーンバランスを考えます。
 テーマは西洋館や神社などの歴史的建造物、船や海、川などの水辺、季節や自然、花や静物、
人物など選び方次第で限りなくあります。
・数々の作品
 水彩スケッチペン彩画を創造されて以来、4年置きに区切り26年の作品の数々や年賀状を見せて
いただきました。初めの頃は年間400枚も描かれたそうです、前半でご説明いただいたポイントを思
い出し、説明をなるほどと思いながら聞き作品の数々に見入りました。特に日のあたり具合などの光
の描写が心に残りました。ヴォーリズ建築や欧米の世界遺産の各地の作品もたくさん見てミニ旅行を
している気分でした。
感想
 人間は持っている遺伝子のうち使用しているのはわずか5パーセントだそうです。眠っている遺伝
子は喜び、感動、クリエイティブ、ワクワク感などによってスイッチが入り、活性化するとか。それには
水彩スケッチは最適だそうですよ。描く喜びにこんなおまけまであるのですね。
 スケッチ会の展覧会を見せていただいた時に、これが好きと思った作品は技法のポイントを押さえ
ておられていたのかもしれません。他の展覧会に行ってもああなるほどと納得することがありそうで、
これから色々楽しめそうです。
 五十嵐様の時計台の作品は東京丸の内キャンパスのランバスホールに展示されています。ありが
とうございました。
【以下開催時の案内の抜粋】
9月度の三日月会例会は、本学経済学部卒業生であり、日本スケッチ画会会長、日本ペン彩画会会
長として全国的に活躍されている五十嵐吉彦氏を講師にお迎えいたします。五十嵐氏は企業人として活
躍された後、新たな人生の舞台として水彩スケッチの世界に挑戦され、25年以上にわたり国内外の風景
や歴史的建造物、自然を描き続けてこられました。講演では、誰でも楽しめる水彩スケッチ・ペン彩画の
魅力や、旅先での感動との出会い、作品づくりを通じた仲間との交流などについて、美しい作品映像を
交えながらお話しいただきます。また、四半世紀にわたり描き続けてこられた国内外の代表作品を振り返
りながら、「人生100年時代をいかに健康で豊かに生きるか」という視点からも語っていただきます。絵を描
いた経験のない方にも十分お楽しみいただける内容です。新たな趣味や生きがいを見つけたい方、旅
がお好きな方、これからの人生をさらに充実させたいとお考えの方にぜひお勧めいたします。 五十嵐氏
の三日月会例会の講演は2001年4月12日から25年ぶりになります。 ご家族やご友人もお誘い合わせの
うえ、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
                       記
日時 : 2026年8月29日(土曜日)11時~12時半【10時半開場】 早く来られても入場出来ません。
場所 : 関西学院東京丸の内キャンパス ランバスホール 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワ
ー10階
アクセス :JR東京駅八重洲北口改札口より徒歩2分。 東京メトロ大手町駅B7出入口は改良工事に
伴い閉鎖しておりますがサピアタワーに直結しております連絡口は利用できます。
3階サピアタワーオフィスロビー受付前に「三日月会受付」を設置致します。(10:30~11:00)

会費 : 1000円 〈小ペットボトルの飲み物を用意致します。〉
講師 :  五十嵐 吉彦氏 (いがらし よしひこ)
   関西学院大・経済S38卒業。在学中は絵画部弦月会所属。 ・FUJIFILM入社後、カラー写真画
像関連主体に宣伝・プロ部、インスタント写真部門でマーケティングに従事。会社時代も水彩画を
継続し、働きながら継続可能な
F4サイズ水彩スケッチ画を創造し描き続ける。
・2000年定年退職後は水彩スケッチ・ペン彩画講師として活動開始、指導を通じて感動と生きが
いある生活を勧め25年継続している。現在、日本スケッチ画会会長、日本ペン彩画会会長、「水
陽会」会長、並びにNHK文化センター講師、「水陽会」関連講師として指導、活動をしている。健
康生きがいづくりアドバイザーでもある。KG水彩スケッチ会は2001年誕生し、今日まで25年継続
。ヴォーリス建築の水彩スケッチ研究会を創設し建築美を伝える活動も実施。
著書: 「水彩風景スケッチ〈光と影のテクニック〉」「輝きの水彩スケッチ〈建物・樹木編〉(グラフィッ
ク社)、「画集」4冊、他多数。 

以上