川柳サロン令和8年度例会  お題「収穫」2句+雑詠1句

9月8日(火)TKP新橋汐留カンファレンスセンター4階4F号室にて開催。

出席10名・投句のみ4名。今回もお試しで、竹原一衛氏(1974年経卒)が参加されました。川柳名は「衛一」です。

例会の前半で江畑哲男先生より{「叙情」を考える}というお話を頂きました。「叙情」とは自分の思いを述べることであり、その対義語は「叙景・叙事」で、景色や事実を述べることになります。私たちの川柳は叙景・叙事に偏りがちですが、あまりにそのままだと「ああそうですか」の説明句になってしまいます。そこで「叙景・叙事」に少し「叙情」を入れる、「客観」少し「主観」を入れる、「具象」に少し「抽象」を入れる、「事実」に少し「フィクション」を入れる工夫が良い句を作るコツとのことです。

江畑先生の評価+会員よりの得点数、、、、△は発想や表現に見どころがあるが、もう一工夫要の句

お題「収穫」

◎+8点 虫食いの野菜笑顔でお裾分け(達夫)(今回の最高点)

○+9点 採れたての味覚が並ぶ道の駅(敬三)(今回の最高点)

○+7点 スカウトの目がものをいう3年目(達夫)

○+6点 詰め放題工夫と欲が溢れてる(純逸)

○+6点 実らずも頭を垂れる我が人生(衛一)

○+1点 うれた桃 熊が美味しく召し上がる(勝弘)、、、「うれた」は「熟れた」と「売れた」を掛けている

△+3点 収穫の芋づる引いて笑顔あり(一枝)、、、「笑顔有り」を「子の笑顔」にした方が良い

△+2点 古古米も妬む新米美味の秋(衛一)、、、古古米より新米が美味に決っている→「新米は美味古古米に妬まれる」

△+1点 議論伯仲意見噴出未収穫(純逸)

△+0点 収穫は海峡封鎖ごっこだけ(廸和)

△+0点 害獣が作物奪う収穫期(廸和)

△+0点 収穫間近天日干しする秋景色(勝次)

△+0点 安物買いまた手を出して若いなあ(たけお)

今月の学習

酒米の黄金稲穂の美酒作り (勝次)、、、「酒米」「稲穂」と「酒米」と「美酒」、言葉がダブっている。川柳は17文字しかないのでスリム化し、表現を豊かにする必要がある。

選挙前 成果欲しさに悪あがき(朔弦望)、、、誰もトランプのことと気付かなかった→「中間選挙の成果欲しさに悪あがき」

収穫の秋待つ庭に百日紅(壽子)、、、「収穫の秋」を庭が待ってるようにとられる→「収穫の秋待つ庭の百日紅」

雑詠

江畑先生の評価+会員よりの得点数

◎+2点 有明が被災地に向け大エール(廸和)

○+8点 良いことと代わりばんこに悪いこと(治郎)(今回の最高点)

○+3点 リゾートのパンフ集めて夏は過ぎ(敬三)

△+7点 酷暑では蚊も働けず夏季休蚊(純逸)

△+4点 乱れ髪ぜいたく言うなあればまし(勝弘)

△+4点 戦争を天変地異で怒る地球(ほし)(朔弦望)

△+3点 魂を送り火を吹く大文字(壽子)

△+3点 台風一過スッキリ晴れて蝉が鳴く(達夫)

△+0点 過酷なりサバンナよりも暑い夏(淑子)

10月例会のお題「揃う」(締め切りは10月2日です)

 令和8年10月13日(火)「TKP新橋汐留カンファレンスセンター」で開催です。

例会は原則毎月第2火曜日13時30分から16時30分です。

入会者募集中!

川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。

投句のみのネット会員も募集しています。

ご見学・ご入会等のお問い合わせは、同窓会東京支部( kg_tokyo_soumu@yahoo.co.jp )にお問い合わせください。

指導は江畑哲男先生。 全日本川柳協会副理事長

世話役   石田達夫(s45)

メンバー 男11名(お試し1名含む)、女性3名