
1.スイスイ英語の部
毎月第二木曜日午後はスイスイ英語の日です。今回は6名のメンバーが銀座に集いました。今月のトッピクはAIの開発のためのデータセンターに関連する問題。人間的な生活のためには規制が必要であり、データセンターの近隣住民は電力、水道、騒音で我慢の限界を超えてきている。つぎに昨今の日本での線状降水帯の話。地球温暖化の結果であり止めることができない。ネパールの土石流の悲劇も地球温暖化がもたらしたものであり、トランプ政治が影響している。最後にファッション業界における製品廃棄の問題。チリの砂漠では衣料品の廃棄物が大量に累積している。これは由々しい環境問題であり、そういう認識が我々にとって必要。この問題解決のために、昨今では微生物を利用してタンパク質系の繊維を製造して衣料の商品化の段階まで来ている。そのタンパク質系の繊維はバイオデグライド・・微生物によって最終的に分解される。話を終えてソングスの部に張り切って移りました。

2.「しっかり英語の部」報告
9月のしっかり英語は、New York Times紙からThe Research We Need to Understand A.I. Is Falling Apartを教材として選びオンライン例会を行いました。この記事はアメリカのAI事情の一つの側面であり、同時に包括的な問題提議ともなっている事柄についてのものです。AIは大きな問題を孕んでいますが、今回は特にトランプによる社会科学関連予算の大幅削減がAI社会に何をもたらすことになるにか、その糸口が見えてきました。社会科学とAIとの関係について興味深く、考えさせられる論点・論旨でありました。

今月は4名がそれぞれの担当する文章を音読し、和訳または概要説明し、語法の解釈を前半部で行い、後半部では教材の最終部分にあった社会科学者がAI社会の直面しているdilemma(以下に示す。)について意見を述べ合いました。
- Which jobs will A.I. replace and disrupt? AIによりどんな職種が取って代わられ、あるいは途絶するのか?
- How will our economy change? 経済はどう変わるのか?
- How will personal and intimate relationships be transformed? 個人関係、親密関係はどう変化するのか?
- Can A.I. persuade humans to change their views? AIは人々の見識を変え得るのか?
- If it can, will that enhance or hinder democracy and the flow of facts and information? もしそうであるならAIは民主主義を強固にするのか、それを妨害するのか あるいは事実や情報の流れを強化するのか、妨げるのか?
以下は、メンバーによる話し合いの様子です。
「経済」に関して、①第一次産業は一層重視され改革も進む。資源志向になり各種戦争は増える。②第二次産業、第三次産業ともにAIにより格段に進化するが消滅の危機でもある。③貧富の差は極大化し、AI化が遅れると貧しくなる。④気候変動はAIが対応できない。新しい変化は予測不能。⑤AIの規制なくして経済は機能しない。規制は行われるが遅すぎて対応できないと想定する。⑥デジタルカレンシーは、経済のコントロール方法の様相を一変させる。国単位ではないコントロール方式を創出する必要がある等々、多岐にわたる視点からAIがもたらす変化について概説しました。
また「人間関係」に関して、カズオ イシグロ(ノーベル賞受賞作家)のAIロボットであるAF(人工親友)と少女との友情、交流を描いた作品「クララとお日さま」を思い出した。物語の中でAI頭脳を持ったロボットが壊れてしまう。主体としてのAI、道具としてのAIをどう考えるのか・・その点でも社会科学の重要性が再認識されると話しました。
同様に「人間関係」に関して、ジャイアンツ元監督の阿部氏の逮捕事件につながった娘によるAI相談を受けての警察への通報。ONLINE-digital社会において、個人主義がAIキリスト、AI友人、AI恋人、AI先生、AIメンターへの傾倒を生み、それにより人間関係の希薄化が進む。その結果、AIへの傾倒が強まりこの人間関係の希薄化とAIへの傾倒のサイクルを self-regenerate してしまうのではないかとの危惧が話された。

新しいメンバーを募集中です。
スイスイ英語、しっかり英語のいずれかだけの参加も大歓迎です!

