2026年9月25日(金)、第90回目となる「韓国サランへ」の定例会をZOOMによるオンライン形式で開催いたしました。今回は9名のメンバーが参加し、非常に有意義な学びと交流の時間を共有することができましたので、その様子をご報告いたします。

【第90回定例会の内容:最近の日韓関係とこれからの歩み】
今回のメインテーマは、山下さんを講師にお迎えした「最近の日韓関係・・・関係改善の方向」でした。非常に示唆に富む深い分析をご提供いただきました。
1. 世論調査から見る「関係好転」の確かな兆し 読売新聞が本年6月に掲載した共同世論調査によると、日韓関係を「良い」と回答した割合が、日本で59%(前年52%)、韓国で66%(前年55%)と双方で上昇し、2010年の調査開始以来の最高を記録しました。この背景には、高市首相と韓国の李(イ・ジェミョン)大統領による安定した対話姿勢が大きく影響していると考えられます。
2. 歴代政権の変遷と外交の現実 安倍政権下では、慰安婦問題(2015年合意と基金の停滞)、元徴用工判決(2018年大法院判決)、そして半導体用フロンの輸出管理やGSOMIA破棄通告など、政治・経済・安全保障の各面で極めて対立が深まった歴史を振り返りました。 その後、岸田政権下でのシャトル外交再開(12回の首脳会談)、石破政権下での日韓条約締結60周年(2025年)における異例の首脳会談を経て、現在の高市政権に至ります。米国のトランプ政権(アメリカ・ファースト)や国際情勢の急激な変化を受け、安全保障と経済の両面から「互いの安定的な発展が不可欠」という現実主義的な協力関係が築かれている現状を再確認しました。
3. 経済・文化の新しいフェーズ かつての日韓関係にあった「垂直・下請け関係」は完全に崩れ、現在では1人当たりGDPや半導体・AI技術において韓国が日本を上回る分野も少なくありません。一方で、人的交流は年間約1,000万人(韓国から950万人、日本から350万人)規模に達し、K-POPでの日本人メンバーの活躍など、若い世代を中心に極めて高い親和性が生まれているという、ポジティブな変化についても解説がありました。
【白熱のフリートーク:民間交流こそが未来への架け橋】
山下さんの発表を受け、参加者全員によるフリートークは大変盛り上がりました。
特に議論が深まったのは、歴史認識のズレについてです。韓国の教科書における近代・植民地時代の記述の重みは、日本の受け止め方と大きく異なります。政権末期には政治的理由から歴史問題(謝罪と補償問題など)が再燃するリスクが常にあります。だからこそ「日本側は不用意な発言を控え、被害者の痛みを理解しようとする姿勢を持ち続けるべき」であり、政治が揺れても「民間での対話・交流は絶対に絶やしてはいけない」という強い想いが共有されました。
また、テレビ番組(『家族に乾杯』など)で見られる韓国の方々の温かい歓迎ぶりや、双方の心理的距離の縮まりについても話題に上りました。一方で、韓国の若い世代が受ける政治・反日教育の影響と、日本の若い世代が韓国カルチャーを無反発に受容している現状の対比など、世代間・地域間の意識差についても多様な意見が交わされ、非常に多角的な視点を得られる時間となりました。
【今後の活動と楽しい企画】
当サークルでは、真面目な学習だけでなく、親睦を深める楽しい企画も満載です。
1. 秋の韓国旅行(10月17日〜20日) メンバー6名で、韓国南西部(清州・全州・大川・扶余・公州)を巡る3泊4日の観光とグルメの旅を実施します。歴史ある街並みと本場の味を堪能してくる予定です。

2. 忘年会・報告会(12月予定) 11月の定例会はお休みとし、12月に四ツ谷の番町分館にて「すき焼き」を囲む忘年会を開催します。秋の韓国旅行の報告を聴きながら、一年を振り返り、来年の活動に向けて楽しく語り合う予定です。
【新規メンバー大募集中!一緒に韓国を楽しみませんか?】 「韓国サランへ」は、韓国の歴史、政治経済から、ドラマ、K-POP、グルメ、旅行まで、韓国に関するあらゆる「好き」「知りたい」を共有するアットホームなサークルです。
「昔韓国に駐在していた」「最近韓国ドラマにハマっている」「美味しい韓国料理の店を知りたい」など、参加のきっかけは何でも構いません。ZOOMでのオンライン参加も可能ですので、遠方の方も大歓迎です。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽に一度見学(ZOOMのお試し参加)にいらしてください。同窓生の皆様の新たなご参加を、メンバー一同心よりお待ち申し上げております。
【お申し込み・お問い合わせ】
●事務局:荒木和則 1950年経済学部卒 hibariko328@yahoo.co.jp ●代表:中村武司 1946年商学部卒 tn0812@s7.dion.ne.jp

