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＜KG川柳サロン＞

２００３年１月に誕生したサロンです。

講　師　　津田暹（ｽｽﾑ）先生
例　会　　　月１回（原則第二火曜日）
会　費　　　月1,500円

川柳を見たことはあっても、作ったことのない人がほとんど。
そんな面々を相手に、先生が丁寧に解説、選評をしてくださいます。
川柳の奥の深さを知り、苦しみながらも、楽しくなっているところです。
殺伐とした世の中だからこそ、笑いに託して川柳を作ってみませんか？

2012年9月11日例会　題「窓」　参加９名、投句3名
津田先生選◎○、互選点の順
◎3点　窓際の慣れが育む心地よさ　　　　　好孝
◎3点　窓際で定年からの夢を見る　　　　　惠子
◎1点　窓枠を額にみたてつ美術館　　　　のぞみ　　
○5点　新幹線手話で窓越し別れ告げ　　　　澄子
○4点　船旅は窓の高さで値が変わり　　　　淳
○4点　窓際の鉢花みんなそっぽ向き　　　　澄子
○3点　花粉症窓から一人花見酒　　　　　　惠子
○2点　窓枠の中で咲いてる遠花火　　　　　敬三
○2点　近頃のサンタ窓からやってくる　　　敬三
○2点　説教にあきて窓から景色見る　　　のぞみ　
○2点　潜水艦窓が無いのに動いてる　　　　皓一
○1点　家中の窓開け放ち秋刀魚焼く　　　　敬三
○　　　同窓と言って契約騙しとる　　　　　康弘
○　　　大声を出して慌てて窓を閉め　　　　澄子
○　　　のぞき窓意地の悪さがさらに増す　　順姫　
○　　　窓開けて依怙地な態度省みる　　　　順姫
　3点　迎え待つ泣きそう園児窓に立ち　　　　勝次　

本日の学習
　ベランダで光る蛍は窓の外　　　　　　　　淳
　　ベランダは窓の外です　　ダブっています
　パソコンの窓開きすぎフリーズし　　　　睦夫
　　し止めになっています。　・・・凍りつき
　大声を出して慌てて窓を閉め　　　　　　澄子
　　何の大声ですか　大声の孫に・・・
　窓際の慣れが育む心地よさ　　　　　　　好孝
　　開き直りでよい句です
　窓枠を額にみたてつ美術館　　　　　　のぞみ
　　上手く詠んでいます　　見立てて・・・
　省エネの窓にゴーヤで金もうけ　　　　　勝次
　　　　　　〃　　　　食費浮き
　潜水艦窓が無いのに動いてる　　　　　　皓一
　　バカバカしい面白さがあります
　市役所は窓口違うとすぐ返す　　　　　　康弘
　　中8です
　　窓口が違うと役所すぐ返し
　窓開けて依怙地な態度省みる　　　　　　順姫
　　心理的な窓、物理的な窓、両方？　
　花粉症窓から一人花見酒　　　　　　　　惠子
　　季節がはずれていますがうまくまとまっています
　迎え待つ泣きそう園児窓に立ち　　　　　勝次
　　情景はよくわかりますがブツブツと切れています
　　泣きそうな園児窓で迎え待ち
　家中の窓開け放ち秋刀魚焼く　　　　　　敬三
　　感じは出ています
　ジッパーは社会の窓とよく言われ　　　　　淳
　　そうですね、
　窓際に寄り添う美女に気を取られ　　　　好孝
　　飾り窓　　　〃
　隣から窓を閉めてもくさやかな　　　　　皓一
　　くさやかな　　きれ字です　俳句っぽい
　　窓閉めても隣のくさやまだにおう
　レース越し居ながらにして全て知る　　　淑子
　　全てとは何のことでしょうか。・・知る秘密
　サロンバス景色ものかわ酒と友　　　　　大輔
　　〃　　　窓を背にして酒と友
　不夜城が真下に覗く旅の窓　　　　　　　康弘
　　不夜城を真下にのぞく空の旅
　説教にあきて窓から景色見る　　　　　のぞみ
　　よくまとまっています　　・・・雲を見る
　窓開けてかわす挨拶気まずげに　好孝
気まずげに挨拶かわす窓と窓
　川柳で心の窓を磨きたい　　　　　　　　惠子
　　楽屋吟です
　近頃のサンタ窓からやってくる　　　　　敬三
　　　　　　　窓の中にいる　　　穿ちの句です
　窓明かり家路を急ぐ誘い水　　　　　　　順姫
　　〃　　　　　せかす　〃
　同窓と言って契約騙しとる　　　　　　　康弘
　　同窓を窓とするかどうかは選者次第です
　源光庵悟りと迷いの窓景色　　　　　　　皓一
中８なので「と」を削除
　　悟りの窓は○窓、迷いの窓は□窓になっています
　　紅葉の季節にくっきり見えるそうです
　電車事故エアコン切れて窓開かず　　　　睦夫
　　エアコンが切れ窓あかぬ電車事故
　窓枠の中で咲いてる遠花火　　　　　　　敬三
　　窓枠の額に咲いてる遠花火
　窓際の鉢花みんなそっぽ向き　　　　　　澄子
　　窓際でそっぽ向いてる鉢の花
　生きるコツ心の窓を開けること　　　　　淑子
　　理屈っぽいです。・・・開け放つ
　意地はらず心の窓を解き放て　　　　　のぞみ
　　命令形でなく　　解き放つ　　オシイ！
　窓際で定年からの夢を見る　　　　　　　惠子
　　ポジティブでよろしいです
　のぞき窓意地の悪さがさらに増す　　　　順姫
　　心理的に面白い句です、作者の「窓開けて依怙地な　　態度省みる」の対句でしょう
　拭きながら高層つたう蜘蛛のよう　　　　勝次
　　高層の窓ふき蜘蛛のように見え
　孫がなく同窓会の隅にいる　　　　　　　大輔
　　同窓会を窓とみるのは一応よしとします
　　　　　　　　　　　　　　文責むつお　西岡