花粉症 ('06年10月31日更新)
今や日本人の5人に一人と、多くの人々を悩ませている花粉症。その8割はスギ花粉によるもので、2月上旬から4月下旬にかけて全国で猛威をふるう。しかし、花粉症の原因となる植物は約60種類あるといわれ、スギ以外にはヒノキ、ヤナギ、シラカバ、ヨモギ、ブタクサなどで、それぞれ花粉の飛ぶ時期が違う。初夏になっても症状が続くようなら他の花粉症を併発しているかもしれない。
花粉症と自覚したら症状に応じて診療科を選ぶのが基本。症状は主に鼻に表れるので、耳鼻咽喉科を受診するとよいが、眼の症状が強い場合は眼科へ。
残念ながら、今のところ花粉症の特効薬は存在せず、どの薬も完治させるまでには到っていないようだ。
花粉症のシーズン中に大事なことは、帰宅後のケア。なるべく花粉を家の中に持ち込まないようにする事。衣服についた花粉をとるため玄関先で使う小型掃除機も販売されているが、意外に気づかないのが、頭髪についた花粉。頭髪はタバコのにおいなども吸収しやすく、また残りやすいように、花粉もしっかりついている。衣服とあわせて頭髪の花粉を落とすことも忘れないように(勇気のある人は掃除機をかけてみては)そして、うがい洗顔はもちろんだが、毎晩就寝前には頭の花粉をお湯できれいに流すようにすることが (毎日シャンプーをつかうかどうかは髪質を考慮)症状を軽くする方法である。
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