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<茶の湯を楽しむ会>

≪ご案内≫
設立から約10年たち、現在は東京 京橋のお茶室にて月に1度、「茶の湯を楽しむ会‐裏千家‐」を開催しております。初心者から経験者、また男性の方もお出でになり幅広い年齢層の方たちの和やかで楽しいお教室になっております。時にはお茶会にも参加し、お教室外での見聞を広めております。 
お近くにいらした際は、どうぞお立ち寄り下さい。ご一緒に茶の湯の世界を体験してみませんか?
講師:岡島恵美子(宗恵)
お稽古日:毎月第2水曜日 
場所:東京都中央区京橋2−6−8(詳細はお問い合わせ下さい)
問い合わせ先:岡島メールアドレス:k27acdbe3b3eg9@softbank.ne.jp 又は携帯電話(090)3962−5787  
※お稽古中は電話に出られないことがありますので先ずはメールにてご連絡をお願いできればと思います。




≪7月お稽古だより≫

7月の御稽古は「洗い茶巾」と「葉蓋」でした。お茶では年間を通じ、様々な趣向を凝らしたお手前がありますが
この二つのお手前は夏にふさわしい、涼を感じさせるお手前です。

☆「洗い茶巾」
洗い茶巾とは、少し大ぶりの平茶碗に水をたっぷりと張り、目と耳で清涼感を感じさせる夏のお点前です。
お棗などのお道具類を清めたあとに、茶碗の浸した茶巾をゆっくりと持ち上げ、茶巾を絞る。
茶巾を持ち上げた時と、絞った時に水の滴る音を聞かせるのが見せ場の一つ。とても涼しさを感じさせる夏らしいお点前です。


お道具類ですが、
とっても涼しげな透明感あふれる淡い水色のガラスの御茶碗が、
お棗は、海辺を連想する「干し網蒔絵」

が使われました。




お茶室の御軸に目を移してみますと、「直下三千丈」(ちょっかさんぜんじょう)。
水が水しぶきを上げて真下に落下することが三千丈にもなる、という意味でしょうか。
水が、水しぶきを上げて落下する強い勢いが感じられますね。


☆葉蓋

葉蓋とは、梶の葉を水差しの蓋として利用するお手前です。
梶のほかに、芋、桐、蓮の葉などの葉も使うことができるようのですが、
今回は先生が、ご自宅の庭から梶の葉を摘んできて下さいました。
梶の葉の茎を適度な長さにきり、少し水でぬらしてから水差しの上に載せます。
お抹茶がお茶碗にはいったあと、葉をとり織り込んでいき、建水のなかに落としいれます。

この葉蓋のお点前は、11代玄々斎のご創案によるものでらしいです。冷泉家が、七夕のお祝いに、梶の葉に文字をしたためていた風習にヒントを得て、ご自身のお好みである末廣籠の受け筒を
水差しにして、梶の葉を蓋として七夕の取り合わせとして利用されたのがはじまりだそうです。
少し細めの水差しの上に大き目の緑の色の梶の葉、とてもすっきりしていそうですね。


今年の夏も猛暑が続きますし、節電への配慮も必要かもしれませんね。
そんな中、お金をかけずに涼をたのしむ先人の知恵は、現代の私たちの生活にも是非取り入れたいものですね。


8月はお稽古は夏休みなので、次回の報告は9月になります。



▼バックナンバーを読む

■2012年05月27日更新分

■2006年08月23日更新分

 


 
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