関学グリークラブ120周年記念リサイタル鑑賞レポート
Glee Clubのリサイタルには同期生18名が参加しました。
すみだトリフォニーホールは1801席の本格的な音楽会ホールで満席の
会場は静かですが熱気があふれていました。恒例のA Song For Kwansei
で幕開けして、1番目の曲はわかりやすい言葉でかなしみやにくしみや
ユーモアや心のうつろいを伝えて思わずひきこまれる演奏でした。二番目の
ボヘミアン・ラプソディは一転して衣装を変えて、ダイナミックな振り付け
と動きでコーラスが会場と一体になったように感じました。休憩後の
「鐘の音を聴け」は副題の男性合唱のための幻想曲ーが示すように終始幻想
の世界にひたるような演奏で詩人Edger A Poeの詩を歌いあげました。指揮者
が最後にこの曲の作曲者を紹介し、拍手を送りました。最後のMesse Solennelle
は現役メンバーに加えて新月会と高等部グリークラブの合同ステージでした。
ミサ曲だと思いますが、Kyrie eleisonは何回も聴いたことがあるので番組表を
みるとグリークラブの定期演奏会で何度も取り上げられており、日本で演奏
されるようになったのは元指揮者の林雄一郎氏のおかげと改めて知りました。
6曲が歌われましたが、何回か最後にアーメンという歌詞が全館に最高
の音量で伝わると何かこころがふるえる感じでした。最後のアンコール
ウボイを聴いて又違う感動を覚え、関学グリーらしく正統派の合唱リサイタル
を堪能させてもらいました。
リサイタルの前に11名が近くのホテルのレストランValon Tokyoでイタリアンの
軽食をとり、少々の会話を楽しんだあと、会場に駆けつけました。
三浦 一男