関西学院大学東京支部同窓会学年会                                             2018年5月5日(土)

「40会」会員各位へ                                                                     文責:佐藤一雄
丸の内キャンパス・ランバス外活動報告
場所:国立新美術館第92回「国展」鑑賞と六つのトークイン集会に参加
日時:平成30年5月5日(土)10:00a.m.~03:30p.m.
担当幹事:山田哲哉
参加者:梶山氏、平川氏、上野氏、長谷川さん、鹿島さん、木村氏(弦月会絵画サークルとして参加)、小西氏、今田氏、山田、佐藤 計10名

木村民治氏のご協力により入場券を無償入手、爽やかな五月晴れの六本木&乃木坂の国立新美術館入口に集合、先ずは山田副幹事長のスケジュールの説明を受け下記プログラムを心行くまでエンジョイする事となった。 
10:00 山田幹事より手順の説明。
10:10~11:00 第92回「国展」油彩絵画(抽象画中心)、版画、彫刻、工芸品、写真美術を各自思い思いに鑑賞。絵画では伊藤宏一「花図」、河路郁美「幻想の森」、梅田勝彦「ライトケージ」、福田あつ子「ひと夢」そしてS34KG卒伊藤久代画伯の「笛を吹く人」など100点近い作品に魅了された。版画では大山恵美子「未来への伝言」、田中 康「リターン・ツー・フォーエヴァー」等に驚きを覚え、彫刻では花田嘉雄の木彫り「案山子」などなどに遭遇、たっぷり一時間をかけて色彩も豊かな美術・工芸ワークの数々を鑑賞、各自の記憶に収めた。
11:05 1F集合、記念の集合写真を撮り、木村氏のご推薦得て仏餐店「L’ESSOR」に向かった。正に乃木坂らしいモダンなレストランではスープ、前菜、メイン料理からデザートまでフルコース+加州ワインをアメージングな低価格で供して戴いた。ご指名により筆者がワインによる乾杯の音頭でボナペチとなり賑やかに午餐開宴。珈琲が出るころには各自気分も高揚、午後のプログラム「トークイン」を一瞬忘れるくらいにリラックス、健康を祝した次第。

備考)talk-in トークインとは ◆自分の意見を述べたり、質問したりできる集会のこと。

13:45 国立新美術館に戻る。第二メイン・イベントである作家の目、作者の心を私たち来場者の面前で自作品をプレゼンテーションしてくれるという何とも贅沢な「国展トークイン」に参加者全員参加、上記木村民治氏(二科展会友)率いる弦月会絵画班の方々とうきうき粛々と参観。先ずトークイン主催者側のキューレーターのような方々による6人の著名なアーテイストのトークイン集会参加の心得をご説明頂く。各自納得。
集会を順を追って復習すると、

❶花田嘉雄=木製彫刻「案山子」等欅、桜、楠等素材の個性を生かす秀作のプレゼンとQ&A。
❷山内英夫=秀麗且つ幾何学的コロ付き絵画「慶事」に隠された作者のウイットとQ&A.
❸横江昌人=「従姉の晴れ着姿とカメラマンの僕」、写実とシュールの融合の美的均衡。Q&A.
❹新栄宏和=美術写真、黒ビロード背景に「残された林檎」を際立たせる葡萄ひと房。Q&A
❺大山恵美子=ソフトグランドエッチングで若い日本女性のファッション感覚を見事雁皮表現。Q&A.
❻伊藤久代=油彩大作「笛を吹く人」(Piper)、我らが関西学院の著名な先輩アーテイスト。サックスの音色の動きと心の揺さぶりそして作者のカタリシスが滲み出る。大胆な表現と精緻な抽象化が見事に表現されている。Poland、Hungary、New Yorkでも人気沸騰。先輩とのQ&Aに花が咲く、記念の集合写真の撮影。「笛を吹く人」は三つの作品がseries化されているが別々に展示すべきところ、キューレーターよりスペースの関係で合体展示の要求があったとか。つまり境目がランダムな集合図となったらしい。伊藤先生曰く「仕方なく繋ぎ画となりました。」との由。小西幹事長が「離せば分かる」(話せばわかる)ですよねと見事な(?)ギャクも飛び出して雰囲気が和む。一同伊藤先輩に感謝の意を申し上げ、握手を交わして退出となる。

15:30 館内で再度鑑賞される参加者、三々五々散開する参加者、すべての展示品に力づけられた美術鑑賞の一日であった。山田幹事の正確な誘導と写真撮影に謝しておきたい。

明日5月6日は小笠原氏にリードいただく飛田給「アミノバイタルフィールド」でのアメフト関学大Vs. 日本大の宿命の試合だ。我々40会の「後輩を応援するイベント」の流れでもある。

                                                                                                                       以上

国立新美術館前で。本日の40年会メンバー10名。

国展入口にて。
KG伊藤久代先輩の作品の前で。
ただいま、作品鑑賞中。
乾杯! 近くのレストラン「レソール」でランチ。
花田 嘉雄氏「案山子」(彫刻)
山内 英夫氏 「慶事」(絵画)
横江 昌人氏 「従姉の晴れ姿とカメラマンの僕」(絵画)
新栄 宏和氏「残された林檎」(写真)
大山 恵美子氏「未来への伝言」(版画)
伊藤 久代氏「PIPER 2018」(絵画)
伊藤久代先輩の作品の前で。(その1)前から2列目のほぼ中央が伊藤氏
伊藤久代先輩の作品の前で。(その2)中央が伊藤久代氏。

 

                                                   編集 山田 哲哉

 

                                                     以 上