川柳サロン11月例会  お題「ラーメン」+雑詠1句

11月12日(火) 銀座オフィス  出席8名  投句8名

津田先生◎or〇  会員よりの得点数 +数字

◎+5  ラーメンのつゆを横目に箸を置く(惠子)(今回の最高点)「箸を置く」に惜しい気持ちと飲まなかったことが表されていて秀逸。「つゆを」は「スープ」でも良い。

〇+4  ラーメンを食べるときには伸びる首( 敬三) 「伸びる首」が面白い。

〇+3  ラーメンは郷土自慢の具にもなり(敬三) 「具」の表現が良い。津田先生:ラーメンを郷土料理に日本中

〇+2  音立てずラーメン食べる人といる(淑子) 「人といる」とすると主観句になる。「人もいる」とすると客観句になる。「ラーメン」と「音を立てない人」の組み合わせが面白い。

〇+2  災害でカップラーメン日の目見る(睦夫)「日の目見る」で、防災倉庫に眠っていたカップラーメンが表に出て来たことが表現されている。

〇+0  替え玉を待ってるうちにスープ冷め(達夫)「替え玉」が「ラーメン」を使わずラーメンを表す良い発想になっている。

〇+0  ラーメン人気中国人も面喰らう(純逸)   「麺食らう」と「面喰う」を上手く掛けている。ばかばかしいが面白い。

〇+0  受験時に初登場のチキン麺(淑子)懐かしい場面を上手く詠んでいる。

「今月の学習」

1.  ラーメン街行列無くて選べない(達夫)ラーメン街に行列が無いのは非現実的。→ラーメン街行列多く選べない

2.  まずビール締めはラーメン続いてる  (睦夫)「続いて(い)る」、「い」抜き言葉は出来るだけ避ける。→まずビール締めラーメンと決めている

3.  締めラーメンやめられず腹締まらない(純逸)→締めラーメンやめずベルトが締まらない

4. 異国語がラーメン店で飛び交って(勝次)  「飛び交って」では締まらない。「異国語」は「外国語」とすると5文字になる。→ラーメンの店で飛び交う外国語

5. 支那そばののれん見つけて味見する(睦夫)  「支那そば」と「のれん」の組み合わせが良い。「味見する」に、久しぶりに支那そばの店を見つけて、昔の味と比べてみる気持ちが出ている。→支那そばののれん思わず吸い込まれ

6. ラーメンのスープ3口でやめる今(淑子)   →ラーメンのスープは3口と決めている

7. ラーメンのうんちく聞いてゴチになる(敬三)  →ラーメンのうんちく耳にゴチになる

8. ラーメンをウンチクなしで食べさせて(惠子) 「食べさせて」では締まらない。→ウンチクまで入れてラーメン食べさされ

9. 3分間から並んでも待つ人気(純逸)  「3分間」でラーメンと分かるが、句意が伝わりにくくなっている。→長時間待つも3分待つもよし

10・ 血圧が高めラーメン汁惜しむ(勝弘)  「高め」は要らない。→血圧がラーメン汁を残させる

11. チャーシューが1枚多い通う縁(勝次)他店より1枚多いのか、それとも常連なので多いのか?本人の弁:常連なので。→チャーシューが1枚増えるから通う

12. やめられない締めのラーメン太るもと(達夫) 標語ぽいその通りの句。→いつも寄る屋台ラーメン太るもと。メタボです締めのラーメンやめられず

13. 深酒の締めのラーメンやめられず(勝弘)  その通りの句。

14. 味噌か醤油かスープ譲れぬ国訛り(勝次) 「味噌」は札幌だが、「醤油」はどこでもある。「豚骨」なら分かるが。→ラーメンのスープ譲れぬ国訛り

「津田先生の例句」
東京駅中華そばでも並ばせる

「雑詠」

津田先生◎or〇

◎+3 五輪にも波風立てる温暖化(敬三)(今回の最高点)「五輪にも」の「も」の使い方が効いている。タイミングの良い句。

〇+2 我が国に安全地域無きを知る(勝弘)「安全地域」を「安全地帯」とするともっと良い。

〇+1 ゆきすぎるおもてなしには裏がある(純逸) 「表無し」と「裏」を掛けている。内容も良い。

〇+0 ウチナーの心の糧が消え失せて(勝次)

添削

  1 温暖化ハザードマップ塗り替える(達夫)  「塗り替える」のではなく広げている。→ハザードマップさらに広げる温暖化

  2 柿生らず鐘も鳴らない秋来る(惠子) 災害続きで。→柿食えず鐘も鳴らずに秋来る

  3 ラグビー場今はうれしい晴れ姿(淑子)   「うれしい」と「晴れ姿」は意味が重なっている。「晴れ姿」は面白い表現。

   4.水害が忘れぬ頃にやってくる(睦夫)「忘れぬ頃」だとしばらく時間が経っている。→水害が忘れもせずにやってくる

 次回  お題「師走」

12月10日(火)14時45分から16時45分。場所は 銀座オフィス

入会者募集中!  毎月第2火曜日14時45分から16時45分

川柳に興味をお持ちの方 是非見学にお越しください。希望者は世話役の石田までお問い合わせください。

指導は著名な津田暹(すすむ)先生。雑誌「川柳研究」元編集長及び発行人。

現在世話役小山内惠子(s45)、石田達夫(s45)(090-3357-4101)

メンバー 男6名、女性2名。