東京支部会員各位

関西学院同窓会東京支部
支部長 谷口 義弘
先日開催された第1回東日本支部長会主題講演会報告をお届けします。

 

1回東日本支部長会主催講演会 報告

日 時:2021年7月4日(日)10時~11時45分

場  所:ZOOMリモート

参加者:75名(1957~2008卒、OB62名、OG13名 ) (参加申込は81名)

[支部別内訳]学院1、本部1、北海道2、東北1、群馬3、栃木県7、茨城7、東京25、神奈川20、新潟県0、
長野県3、静岡2、浜松3、富士山0

講 師:中島逸男(1986年高等部卒、栃木県支部長、獨協医科大学准教授)

テーマ:“関西学院からつづく医学の道・・・そしてコロナ -変移と必然-”

内容:以下( )は支部名

(1)開場:9時15分~ 入室担当;佐藤支部長(神奈川)、有事務局長(東京)、 井村事務局長(神奈川)

(2)開会:10時~  司会・進行;平野支部長(茨城)・・・横田支部長(静岡)が病欠のため代行

(3)開会挨拶;高木座長(神奈川)

従来の東日本センター長会議は年1回開催で、支部の情報交換を主としたものであったが、東日本12支部間の交流、活性化を目指し、コロナ禍でも可能なZOOMを活用した会を開くこととした。既に女子会を2回開催し、本講演会もその一環である。

(4)講演:10時10分~11時00分 
①栃木県支部の紹介(国内89番目の若い支部、フェスタ北関東2019)と初代支部長就任の経緯
②自己紹介(生い立ちから今に至る“必然”)父は医師。ドイツ生まれ。「逸男」のゆわれはドイツ(獨逸)。
 上甲東園で育ち、時計台広場が遊び場。再び渡独。高校受験で帰国し高等部へ。 大学は獨協医科大学。
③本論・・・コロナの専門家ではない。データは公表され一般入手可能なものがベース。

◆SARS(下気道症状)、MERS(上気道症状)からCOVID-19(上下気道症状)に続く系譜の必然。早期発見・対策に逸失がなかったか?

◆確率とクラスター対策及び対策デザイン
・データで見る“必然”…人流対策(ロックダウンや緊急事態宣言)と感染者数や実効再生産数の相関。
・日本人の感染率の低さ・・・三密・マスクは日本が最初(データに基づく対策)、ファクターX?
・PCR検査&抗原、抗体検査の拡大は有効か? 事前陽性確率が低い集団では難しい。

◆mRNAワクチン
・ワクチン開発の裏に日本人学者の基礎研究が寄与。iPS細胞(山中伸弥)、イベルメクチン(大村智)
・欧米は研究開発と実用化が一体。近い将来には日本製ワクチン実用化が期待できる。

◆これから(サイエンスとリスクは必然)
・科学に対する政治の理解不足。東日本大震災の教訓が活かせているか?
・主体は国民全員。緊急事態宣言への「なれ」、オリンピック開催への懸念。
・ワクチン接種者もウィルス・ポーターとなり得ること。
・ワクチン接種率はせめて50%、できうれば70%が必要。
・ワクチン接種と感染拡大・ウィルス変異のどちらが勝つか?

(5)感想・コメント:11時05分~11時30分

①学院・本部・各支部より1名(事前に依頼)

木村課長(学院・丸の内キャンパス)、松浦専務理事(本部)、渡邊事務局長(浜松)、横山支部長代行(静岡)、笠原事務局長(長野)、井村事務局長(神奈川)、有事務局長(東京)、田中副支部長(茨城)、柴田事務局長(栃木県)、坂井事務局長(群馬)、澤田支部長(東北)、大野事務局長(北海道)

「ワクチンに山中教授の研究が関係していることを初めて知った」「ワクチン接種しても気を付けようと思った」など講演に関するコメントの他「今の時期、総会も開けないので、このような講演会で同窓のつながりが持てて良かった」「これからもこのような会を開いて欲しい」というコメントがあった。

②時間が余ったので他の参加者にもコメントを述べてもらった。質問的な内容もあった。(後日、問合せ)

(6)閉会の辞:加茂支部長(浜松)

東日本センター長会議(支部長会)の確たる方向性はまだ定まっているとは言えないが、本講演会を初めとして交流を進め、議論を深めていくことを確認事項として閉会とする。

文責)佐藤

※当日の模様をスクリーンショットで撮影しました。(スクリーンショット:高木)