<東京ウォーキングサークル(TWC)>
TWCはウォーキングを通じて、会員相互の親睦を深めております。
毎月交代する月幹事(案内役)が会員の希望を取り入れて、無理のないコースを選定し、時にはグルメも楽しんでいます。
また、年に一度は一泊旅行のウォーキングも実施しています。
老化は足からとも言いますが、知らないところを仲間と楽しく話しながら歩くのは心身共に最高の健康法です。
ご家族でのご参加も大歓迎です。
これまでの報告や今後の予定については同窓会東京支部のホームページ「サークルからのお知らせ」をご覧ください。
私達TWCの扉は貴方のためにいつも開いています。
        
(世話役:吉村和士 昭40文卒)     

         
171TWC 日向薬師~七沢の自然探索路を歩こう
今回は、昆虫研究家の吉谷昭憲先生を講師にお迎えしての野外観察会第2弾です。
吉谷先生には、昨年2月第151回「寺家ふるさと村」でお世話になりました。
カワセミの姿を追いかけて興奮したことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
バスを降りたら白髭神社を経由して、奈良時代に行基が開いたといわれる日向薬師に向かいます。日向薬師をお参りし、スダジイやケヤキが繁る参道を下って自然保護センターまでの約2km、のどかな里山を樹木や野鳥・虫の生息など観察しながら歩きます。
自然保護センターの広場で昼食をとったあと、館内展示室と自然観察園をボランティアガイドの解説で一時間半ほど見学、バスで本厚木まで移動し解散となります。
秋の一日、里山で心身ともにリフレッシュしましょう。そろそろ沿道の樹々も色付き始める頃です。どうぞふるってご参加ください。
                              
                      

  20141022日(水)10時集合 時間厳守
                      
1015分バス出発)
集合場所小田急線伊勢原駅北口(階段を降りた1Fの広場)
  1000
  弁当、飲み物、持参ください。
   :関西学院同窓会東京支部    
:  20141010日(金)
コース  伊勢原駅→バス(280円)→白髭神社→日向薬師→自然環境保全センター→ 自然観察園→バス(360円)→本厚木駅 約12000歩 解散は16時頃
持ち物  昼食時の敷物、双眼鏡をお持ちの方は持参ください。

 1. 雨天の場合は1024日(金)に順延いたします。前日(21日)19時までにメール又は電話にて連絡します。
     
お申込みには順延日(24日)の参加・不参加も併せてご連絡ください。
    2.
 伊勢原駅南口のスーパー(小田急OX)で弁当、飲み物など調達できます。                                       
    3.
バス代は各自お支払いください。スイカ、パスモ、使用可。
    4.
 本厚木で解散となりますが駅の近くでお茶する方、一杯飲む方、それぞれご希望に合わせて二人の幹事が適切なお店にご案内いたします。

  
吉谷昭憲先生のプロフィール
  
画家。昆虫研究家。福音館書店の「かがくのとも」など多数の絵本を執筆。
  
また、数多くの野外観察会の講師を務める。

  
 幹事 木村民治       佐藤和美 

一日、おだやかな日よりを仲間と一緒に「日向薬師コース」を散策することができました。
一人で歩いていると、自然の姿は目に映っても、個々に事例を観ることもなく 何でもないような事が、今回は、ご一緒して下さった吉谷先生や自然観察ガイドさん、専門家の詳しい解説に、私たちは 何時もと違いその一つ一つに耳を傾け聞きました。
 合間に横に居る仲間と感じたことを親しく語り合うという、共に学び喜びのある行事でした。
吉谷先生は、最初に「自然を 自身の好みで観察して下さい」と お話しされました。
忘れないように手元に書き留めたものは、久しく目にしていないものばかりです。
ホオジロ、スズメウリ、クサギノ実、トックリバチ、ミヤマ赤トンボ、ツリガネリンドウ、センチコガネ虫、タイガースカラーの「コガネクモ」、モズ、カマキリ、アリジゴク。
トンボの翅の秘密を教わりました。
お昼からガイドの方が、雑木林と思われ、手入れがなされていないような観察園を案内して下さいました。
今まで目にとまらない、気付かなかったことや、新たに今回知ったことがいっぱいありました。
強烈な印象:「藤」のしだが、しっかりと「けやき」の樹に巻き付いて伸びています。
猛毒「トリカブト」うす紫色の花、しっかりと目にやきつきました。
この観察で新たな知識をもらったことは、
「ポプラの葉っぱ」が、いつも蝶のように羽ばたきひらめいているという姿です。
ガイドの方が「ここで留まって周りを見て、揺れ動いているものを見つけて下さい」という。
一班誰も見つけられない。
「上を見てください、蝶のようにひらめく葉っぱの樹があります」
「これはポプラの樹です」
「解りますか?」
「ポプラの葉茎はフラットなので いつも揺れ動ける状態を保っているのです」という。
 関学の校歌、北原白秋 作詞、 山田耕筰 作曲「空の翼」の折返し歌詞を思い浮かべました。
「ポプラは羽ばたく、いざ響け我等・・・」憶えておられるでしょうか、関学校有地には、ポプラ並木が各所にあります。
この自然観察で、羽ばたけ関学生、校歌の存在、思いを新たにいたしました。
林木の中に「子リス」を見つけましたが、期待していた「カワセミ」は 見られなかったので、別添しました。
 思い出に残る行事、仲間の皆さんと元気いっぱい楽しめたこと、本当に嬉しく感謝しています。
                                                                                      2014,10,25
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     堀場 俊明
  ththorisan@joy.hi-ho.ne.jp
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さあ!これから日向薬師~七沢の自然を探索します。まずは講師の吉谷先生からルートの説明です。

ここは白髭神社。神社というより日向薬師の出張所みたいな雰囲気でした。
訪れる人は少ないようで、神社の柱は様々な虫の住処となっていました。
昆虫研究の吉谷先生にとっては垂涎の場所かも・・・。

里山を歩きながら、道々の虫や草木について、先生に熱く質問する俄か塾生達。

虫の生態に熱心に耳を傾ける優等生塾生と、カメラ片手に、ただボーと歩いているだけの俄か塾生。

吉谷先生を先頭に19名の俄か自然探索員。

日向薬師山門の前に全員集合

日向薬師からの帰路は急な坂道と階段がしばらく続きます。手すりをしっかりと掴むように言っているのに・・・。ちょっとそこの赤い服の人、若いのは見た目だけなんだから・・・・・!

この手のひらの虫はウスバカゲロウの幼虫で、一般的には「蟻地獄」とも呼ばれています。
お化粧をした蟻地獄に首根っこを抑えられて、身動きもままならない蟻さんは、ここにはいないでしょうねぇ~・・・。
                                            
これは「センチコガネムシ」あだ名は
「フンコロガシ」ちょっとお気の毒なあだ名です。             これは、ただの「カマキリ」。
       
自然環境保全センターで弁当 。里山の自然探索の後のお弁当は格別です。

自然環境保護センターの教室で、トンボの生態のお勉強です。
トンボの羽が蛇腹状になっている。何故だか解りますか・・・?
今回、残念ながら参加出来なかったTWCメンバーの方々には、生ビール一杯で特別講義をしますが・・・・・。
   
昼からは、自然観察園のボランティアガイドさんによる草木のお勉強です。
生徒7名に先生が1人なので、皆さん実に熱心で、サボるような不埒な生徒は皆無でした。
     
①葉っぱの真ん中に葉っぱと同じ色の虫がいます。名前は聞いた瞬間だけは覚えていましたが、今は忘却の彼方です。
この葉っぱの正式名も忘れました。ミッキーマウスに似ているのであだ名はミッキーマウス葉っぱと呼ばれて、子供たちの人気だそうです。
これは皆さん良くご存知の「アケビ」です。今は鹿や熊の餌のようですが、我々の子供のころは人間様の大切なおやつでした。

この紫の美しい花は「トリカブト」です。
綺麗な花には棘・・・などと言う生易しいものではありません。
若いころには猛毒を承知で、銀座、新宿界隈の化粧をしたトリカブトを試食に行かれた方も、おられる様ですが、枯れ過ぎた今は、哀しいことにトリカブトの方が相手をしてくれません。

自然観察を終えて、皆さんお疲れ様でした。