【例会の概要】

 三日月会2月例会は慶應大学名誉教授・法学博士 池井 優氏をお迎えし、『昭和30年代日本プロ野球の舞台裏ー阪神、南海、阪急が元気だった頃』と題して講演していただきました。参加者は69、会場はワクワクドキドキの「野球少年たち」でいっぱいとなりました。ご参加まことにありがとうございました。

 昭和30年代はどんな時代だったのでしょうか?安保騒動、池田内閣による所得倍増計画、そして皇太子ご成婚、カラーTVの普及、新幹線開業、39年には東京オリンピックが開催されました。娯楽がまだ多様化していないこの頃、プロ野球は大きな楽しみの一つでした。

 講演の前半は、オールスターゲームや日本シリーズなどで日本中を沸かせた三大監督、「勝負師」といわれた水原 茂監督、「魔術師」といわれた三原 脩監督、「親分」といわれた鶴岡一人監督の話を中心に語ってくださいました。

 3人は、「東京6大学のスター選手であったこと、初期の職業野球(プロ野球の前身)に参加したこと、兵役の経験があったこと」という3つの共通点があります。戦い方は三者三様ですが、「野球ゲームを熟知していること、決断力、包容力」という優れた監督として必要な3つの条件を備えていたことも共通点でした。

 水原監督が東映監督に就任した際、自由奔放すぎる選手たちを見て、「これはいかん、まず形から改めるべき」と判断、ユニフォームを新調、身なりを整えて品位を改めることから始め、技術を磨き、その結果、初の日本一に導いたという話は興味深い話です。「カツ!あっぱれ!」でおなじみの張本選手も当初はこっぴどくやられた一人とか。

 三原監督の「三原マジック」は丁寧に分析した結果の戦略が「魔術」と映ったようです。西本監督(大毎)とのTV対談をすっぽかして西本監督が激怒、翌日の日本シリーズでの采配が狂い、その結果、三原監督(大洋)が勝利!・・・それも作戦?と仰天の裏話です。

 また鶴岡監督は家族のように接して選手たちに慕われ、特に外国人選手に対しては慣れない日本での生活を親身になってサポートしたそうで、「親分」と呼ばれた所以はこの辺にありそうです。

三人の名監督、それぞれに個性豊かな監督であったことは間違いありません。

 講演後半には懐かしい外国人選手、バルボン、バッキー、スタンカ、スペンサー各選手たちの話に移り、忘れかけていた懐かしい名前が飛び出しました。その後「巨人・大鵬・卵焼き」の時代に突入、川上監督などの世代に受け継がれていきました。

 最後に、水原監督のご長男・水原信太郎さんの登場というサプライズが!池井先生とは慶應大学のご友人で、駆けつけてくださいました。

 30年代、それぞれのチームを率いて大活躍した名将たち、身体を張って選手たちと向き合う姿勢は半端ではなく、『男』の気迫が感じられました。会場の皆さん、少年時代にタイムスリップして熱くなられたことでしょう。

【以下ご案内文です】

 今年はプロ野球阪神タイガースが設立されて80年となります。思えば私達の青春はプロ野球とともにありました。2月度の三日月会は在阪球団が活躍した懐かしい時代にタイムスリップしたいと思います。お話しは慶應義塾大学名誉教授でプロ野球の歴史、事情に精通されている池井優先生にお願いします。昭和30年、南海ホークスの優勝に始まり、西鉄黄金時代を経て、34年には杉浦の4連投4連勝で巨人を倒しての日本一「涙の御堂筋パレード」、36年南海―巨人の日本シリーズ、南海はスタンカの「運命の1球」に泣き、37年は小山、村山を擁する阪神が15年ぶりにリーグ優勝、39年阪神―南海が対決した「浪速シリーズ」、阪急ではバルボン、“怪物スペンサー”が活躍・・・ 巨人V9が開始される前の波乱に満ち、個性的な選手が多かった昭和30年代のプロ野球を豊富なエピソードを交えてお話し頂きます。多数の皆様のご出席を賜わりますようご案内申し上げます。                                   

日  時 : 2015年2月18日(水)12:15~13:30

場  所  : 関西学院大学東京丸の内キャンパス ランバスホール
        千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー10階  
         3階サピアタワーオフィスロビー受付前に「三日月会受付」(11:30~12:10)を設置

会  費  : 1500円(軽食は11:45から講演前にお出しいたします。)

スピーカー: 池井 優(いけいまさる)氏(慶應義塾大学名誉教授・法学博士)
      1935年 東京に生まれる。1959年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大大学院に学び法学博士号取得 1964年~1965年コロンビア大学留学、大リーグファンとなる。1968年慶應義塾大学法学部教授。コロンビア大学客員准教授、ミシガン大学客員教授歴任。 2000年慶應義塾大学を定年退職、名誉教授。2001年~2003年青山学院大学国際政経学部教授。FA制度検討委員会委員、NHK大リーグ中継解説者 西武ライオンズ球団問題調査委員会委員長を務める。
(主要著書) 「日本外交史概説」(慶應義塾大学出版会)「白球太平洋を渡る―日米野球交流史」(中央公論社)「ハロースタンカ元気かいー在日外人選手列伝」(講談社)「オリンピックの政治学」(丸善)「藤山一郎とその時代」(新潮社)「語られなかった戦後日本外交」(慶應義塾大学出版会)「オリンピックと日本人」(NHK出版)

タイトル : 「昭和30年代日本プロ野球の舞台裏―阪神、南海、阪急が元気だった頃」 

*人数に制限がございますのでお早めにお申込み下さい。{最終申込締切2月12日(木)}
なお、出席される方のみお返事を頂きますようお願いします。            

*メールによる申込方法:
次のリンクをクリックしますと申込みのフォーマットが出てまいります。必要事項を入力の上、送信ボタンを押してください。正しく送信されましたら、送られたメールアドレスに「ご連絡有難うございました。三日月会への出席申込を受付いたしました。」のメッセージが返信されますので必ずご確認ください。

同窓会東京支部の kg.tokyo@nifty.com へのメール返信では、申込み受付出来ませんのでご了承ください。
お問合わせ先:
東京支部  TEL 03-5224-6226  FAX 03-5224-6227

              E-mail: kg.tokyo@nifty.com                    以上