五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。


毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会 

 

■12月(第172回)例会

〔月曜会〕

開催日時 12月9日(月) 13:30~

場所    神田明神 境内

出席者   13名

 

◆神田明神は私たちスケッチ会にとっては、始めてのスケッチポイントでしたが、年末のすす払いがあちらこちらで行われ、あまり日も射さず、時折寒風も吹くる境内、複雑な屋根の神社本殿、きらびやかな神門に、大苦戦しました。

 

◆講評会では、

  1. 複雑な和風建築、屋根の組み合わせや軒の木組みを、よく観察し、遠近法の目線、消失点を意識して、描く事。

  2. 今日は太陽光があまりないので、緑青色の屋根を、しっかり塗ってしまい易いが、緑青色を瓦の並びを線程度に描き、白を残すほうがよい。

  3. 社殿前面の柱や、軒の飾り金物など明るい部分と、社殿内陣の暗いところをはっきり区別をつけて、明るい部分を際立たせること、また、奥の暗いところも、扉や棚など暗さに差があるので、べたに暗くしない。

  4. 社殿前の参道や広場と空も、同じような明度なので、参道の石畳の線を入れるとか、緑青色の屋根との対比で、空は少し黄色を入れるなど工夫をしたほうがよい。

    等の講評を頂きました。

 

〔土曜会〕

開催日時 12月26日(土) 10:00~

場所    横浜 大桟橋

出席者   8名

 

◆当初予定の12日が支部クリスマス会と重複したため、日程を12月26日とし、横浜・大桟橋でのスケッチになりました。

ほとんどの方が「みなとみらい地区」側をスケッチしましたが、この方向は大桟橋の日陰になり、手のかじかみ、絵具が乾かなく苦労しました。

 

◆講評会におきましては

  1.  みなとみらい地区の広い範囲を描く時は、どこを中心とするかを決め、中心となる建物はしっかりと描き、アッサリ描く部分と区別する。

  2.  近景と遠景、主役と脇役はペンの強弱で表す。

  3.  縦構図にして海を広くとる場合は、海の光った部分を表わす為白地を残す。

     等の講評を頂きました。 

 

■今後の活動

     1月例会 (土曜会) 

     日時 1月9日(土)1000~  

  場所 ランバスホール     

 

    1月例会 (月曜会) 

  日時 1月25日(月)13:30~  

  場所 ランバスホール

 土曜会・月曜会とも、各自持参の風景写真で、風景スケッチを練習します。