五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師(S58年文卒)も加わり、会員それぞれのレベルに応じた指導が、受けられるようになりました。

鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。

サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。

 

スケッチを楽しみたい同窓の方や、そのご家族の入会を歓迎します。
会費無料のお試し入会も大歓迎!!

お試し入会の申し込みは、スケッチ会幹事 増池まで、

              メールアドレス  masuike@r04.itscom.net

                    または携帯090-9109-9586

毎月第二土曜日(原則) 10:00 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 13:30 ~ ―― 月曜会 

           該当日が祝日や展覧会中の場合は、変更になります。

 

■9月(第193回)例会

〔土曜会〕

開催日時 9月9日(土) 10:00~

場所   一橋大学国立キャンバス 兼松講堂付近

出席者  11名と講師・准講師

 

◆一橋大学構内は多くの緑と絵になる建物が数か所あり、色々な構図で描く事が出来ます。

久し振りに降水確率0%の好天。各々木陰を見つけてスケッチしました。

講評会の後、学食が閉まっていましたので、通りのレストランで、昼食しながら、ビールで乾いた喉を潤しました。

◆講評会におきましては

① 建物の窓や入口の中を暗くする事で絵全体が引き締まる。

② 木の塊りも全体を塗るのではなく、所々に白地を残す。

③ 距離感を出す為、遠景の木は水を多く含ませて塗る。

④ 色々な木があるが、ワンパターンの緑でなく、グリーンの差を出す。

⑤ 色は一回塗りでは、乾くと薄くなるので、23回塗りをする。

等の講評を頂きました。

校舎の陰で講評会

緑の中の兼松講堂(一橋大学)

〔月曜会〕

開催日時 9月11日(月) 13:30~

場所   高輪 泉岳寺

出席者  11名と講師・准講師

 

◆今回のスケッチポイントは品川の泉岳寺、境内には赤穂義士の墓所もあり、冬には賑うようです。

スケッチ対象としては、2層の楼門、本堂になりますが、全員松の老木がそびえる楼門をいろいろなアングルからとらえて、皆さんなかなかの力作がそろいました。

講評会の後、時間のある人は、駅近くの喫茶店で、ティータイムを楽しみました。

◆講評会では、

  1. 山門を取り囲む、松、モミジの樹木、山門の向こうの品川方面のビル等があるが、構図としてまとめるために、対象を選択と集中で整理して、中心となるものは、強く、ハッキリと描き、それ以外は、アバウトに描く。

  2. 松やモミジの緑は、明るい緑、陰の緑を描き分け、デコボコ感を出すと、木々の膨らみが出る。

  3. 緑はヴィリジャンやサップグリーをそのまま使うと、生っぽく、浮いた感じになるので、イエローオーカー、シェナ、セピア、青のプルッシャンブルーなどを少し混色すると、落ち着く

  4. 蔭の濃い所は、3回塗り位重ねた方がよい

  5. 地面の上の影は、線より面で柔らかく描いた方がよい。

    等の講評を頂きました。

     

松の巨木に囲まれた泉岳寺山門

■今後の活動

土曜会 10月14日(土)10:00~ 聖路加病院 トイスラー館(築地)

月曜会 10月23日(月)13:30~ 深大寺 (調布)