五十嵐吉彦先生(S38年経卒)のご指導の下、新たに従来スケッチ会の生徒であった佐藤久美子准講師も加わり、充実した講師陣の下、鉛筆やペンの線と紙の白さを生かした、透明水彩の爽やかな水彩スケッチを目指しています。油彩や日本画に比べて、短時間で、場所をとらず、鉛筆、筆、スケッチブック(F4)透明水彩絵具で手軽に楽しめ、しかも奥が深いものです。気候の良い時は、都内・近郊のお洒落な公園、寺社境内や水辺での風景スケッチ。冬場や雨天は主に丸の内キャンバスで花や果物等の静物スケッチを楽しみます。2時間程度で描き、その後先生からの、次作への反省と励みとなる暖かな講評を受けます。
サークルメンバー全員のスケッチ研鑽のため、毎年3月に作品発表の場として展覧会を開き、1年間に描いた作品から全員が出品することになっています。


毎月第二土曜日(原則) 1000 ~ ―― 土曜会 
毎月第二月曜日(原則) 1330 ~ ―― 月曜会 

 

6月(第154回)例会

〔月曜会〕

開催日時 6月9日(月) 13:30~

場所    お台場 船の科学館 南極観測船「宗谷」周辺

出席者   14名

 

◆ 6月早々の真夏日到来で熱中症を心配し、例年より早い入梅と、お天気に振り回されましたが、あまり照りつけず、少し雨がパラつく事もありましたが、無事終了しました。

船の科学館は休館日でしたが、岸壁には「宗谷」と航海練習船「青雲丸」が繋留され、自由にスケッチすることが出来ました。大半の人は宗谷を描きましたが、未だ現役の青雲丸のシャープな姿に惹かれ4人ほどはその白い姿を描きました。

  • 講評会では

  1. 船を描くには、船の独特の曲線をうまく出す事が大切。舷側の緩やかなふくらみ、船尾の曲線等をとらえると船らしくなる。

  2. 海面を白く光らせる方が絵になりやすい。海面への映り込みは縦タッチで、静かな波のうねりは、大きく横タッチで、どちらも水を良く含ませて柔らかく。

  3. 舷側は単一にオレンジ色でなく、膨らんだ向こう側や下の方を暗くすることで、船腹のカーブが出る。ブリッジやマスト等を白く光らすために、そのバックは出来るだけ暗くすると、白さが際立つ。

  4. 遠景は薄く、アバウトに描く。

    等の講評を頂きました。

 

〔土曜会〕

開催日時 6月14日(土) 10:00~

場所    横浜 青葉区寺家ふるさと村

出席者   11

 

 田植えも終わった田圃の寺家ふるさと村で行ないましたが、梅雨の合間の快晴で夫々木陰を探してのスケッチでした。

  • 講評会では

   田植えの終わった田んぼは光らせ後ろの山や空の映りを入れる。

   山の緑は大きな塊りとして捉え上の方は明るく、下の方は暗い。

   自然の中でも目線の位置を決め遠近法に則った構図にする。

   標識等はあまり丁寧に描くと目がそこへいくので、無くてもいいし、描いてもごく簡単に描く。

等の講評を頂きました。

 

■今後の活動

7月例会 (土曜会) 

   日時 7月12日(土)1000~  

   場所 三鷹 山本有三記念館    

7月例会 (月曜会) 

   日時 7月14日(月)1330~  

   場所 横浜 山手ベーリックホール