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<ペーパーバックス・ファン >

サークル「会報」は2001年から書いています。でも作家や小説の好みは人それぞれ違いますから「会報」も相手ごとに気に入って頂けそうなのをと勝手に選んで送っていました。女性には「日の名残り」や「ケン・フォレット」、競馬ファンはもちろん「ディック・フランシス」、クリスチャンとかだと「ペーパーバックと聖書」「ミゼレーレ」といったあんばいに・・で、結局だれに何を送ったんだか、分からなくなってしまいました。このサイトに書き込める前の話ですが。
世話役:安部隆雄(昭和34経卒)


グレン・ミード (1957/-)

ニ作目の「雪の狼」("Snow Wolf" 1995)で有名になったアイルランドの作家ですがデビュー作「ブランデンブルグの誓約」("Brandenburg" 1994) 以降12年間で6作品というのは寡作というより、本業が別にあったからでしょうか。 "Web of Deceit"(2004) は題名からお分かりのように嘘、偽りの謀略が複雑に蜘蛛の巣のように張り巡らされたサスペンス・ミステリです。(サスペンスとミステリは違うという人もいます。「犯人が最後まで分からないのがミステリ、刑事コロンボのように犯人は最初から分かっているが、はらはらさせる展開がサスペンス」といった雑学クイズ問題のように。でも映画と違って小説はそれほど単純とは限らないようです。)

サスペンス仕立てのミステリ小説の典型といえばギャビン・ライアルの名作「ミッドナイト・プラス・ワン」(菊池光訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)が挙げられるでしょうか。そういえばこの "Web of Deceit"も構成的には似たところもありますが「ミッドナイト〜」以上に重層化されたプロットが猛スピードで絡み合って、最後の最後まで息もつかせず引っ張ってゆく迫力はロバート・ラドラムを凌ぐものがあります。ただ無闇に人を殺し過ぎる"Web of Deceipt" (2004) や "The Devil's Disciple" (2006) は・・ちょっとどうでしょうか。ギャビン・ライアル「ミッドナイト・プラス・ワン」で殺されたのは敵方の暗殺者一人でした。この差だけでもグレン・ミード最近の2作品は名作になり得ませんが、面白いことはうけあいます。

グレン・ミードは寡作ですが、すべて戸田裕之訳で二見書房から翻訳が出ています。個人的に好きなのは第一作 "Brandenburg"ですが、第四作 "Resurrection Day" まではオーソドックスなミステリと言ってよいと思います。最近の二作品は激辛仕立てですが。

Brandenburg (1994)
Snow Wolf (1995)
The Sands of Sakkara (1999)
Resurrection Day (2002)
Web of Deceit (2004)
Devil's Disciple (2006)

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カルテルそれともバブル?

東京のAIG保有不動産が売却されると市場全体の暴落につながるといった記事(サンデー毎日2008.11.2.)がありました。株や不動産にうとい私にその仕組は分かりませんが、現象的には地価バブルがはじけるといったことのようです。東京の地価バブルの根底にあるのは、ひとつには一等地の現物が市場に出回らないので価格が高止まりし、物件がまとめて出てくると価格メカニズムが崩れるということのようです。(もっとも現物の流通如何にかかわらず、不動産投資信託(REIT)やそこから派生した不動産証券化などがバブル化することは株や証券市場と似ていますが。)

価格操作が徹底している点ではダイヤモンドの右にでるものはないそうで、クライブ・カスラー "Skeleton Coast" (2006) にその辺りの事情が登場人物の口を借りて出ていました。

"Diamonds aren't rare. They're not as common as semiprecious stones but they're not as scarce as you're led to believe. The price is kept artificially inflated because one company controls about ninety-five percent of the market. They control all the mines so they can set any price they wish. Every time a new diamond field is discovered they are there to buy it up and eliminate any chance of competition. It's a cartel so tight it makes OPEC look like amateurs. It's so controlling that several executives (of DeBeer) would be arrested for antitrust violations if they ever set foot in the United States."

競争を排除し価格維持をはかるカルテルがある一方、完全な自由競争は市場参入が自由という公平さが信条ですが、現実は弱肉強食、優勝劣敗の世界です。その結果素人を巻き込んで暴走するバブルが起こると、大儲けをするのは一部のスマートなプロ、いわゆるHigh Fliers だけでバブル崩壊でほとんどが被害を受けるのが常です。

節度ある市場原理 (self-regulating market) というのは残念ながら現実には存在しない空想の世界です。そのため規制という政府介入があるのですが、規制国家の典型が日本であるのに対し、規制を徹底的に排除したのが米国です。サブプライム・バブル崩壊で金融亡国と言われてもなお「規制」に対しては "Financial Socialism!", "Un-American!" と反発が強いのは見事なくらいです。 ニューズウィーク誌の次の記事、特に最後の個所は日本の企業人にとっては耳の痛い言葉ではないでしょうか。

One of the obligations of being a citizen in a free society is vigilance ミ watching what is happening in your neighborhood, whether itユs financial or physical. A lack of regulatory oversight certainly played a role in the current crisis, but over-relying on regulators is a dangerous practice. ("Newsweek" Oct. 27, 2008)
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中世の国際都市:シシリー

Settled by Greeks, invaded by Romans, Arabs, Normans and Spaniards,
Sicily has been a way-stop for soldiers and mercenaries for centuries.
(Clive Cussler, "TREASURE")

神聖ローマ帝国(the Holy Roman Empire) 皇帝フリードリッヒII世(在位1195-1250)はシシリー皇太子の生まれで、皇帝継承のためアーヘンに移る20才まで多民族王国シシリーで過ごしました。そのためラテン語、ギリシャ語、アラビア語など七ケ国語に精通していたほか、航海術、天文学をはじめ当時先進国だったアラブ人から多くを学び著書も残しています。

既に100年以上経過していた十字軍の総帥としてフリードリッヒは親交のあったイスラム王と平和協定を結び(1229年)エルサレムの奪回に成功します。しかしこれがローマ教皇の怒りを買い破門されることになり、生涯ローマ教皇と対立することになります。協定9年後にはイスラム王が死んだためエルサレムは再びアラブに占領され、ローマ教皇は何度も軍を派遣しますが二度と奪回できないまま13世紀末に十字軍は終りを告げることになります。

フリードリッヒII世は200年も続いた十字軍の戦いでわずか10年とはいえ、血を流すことなく交渉で唯一平和を勝ち得たのですがそれには中世の国際都市シシリーの文化風土で培われたフリードリッヒの国際感覚、知識、経験が大きく貢献していました。

Frederick II of the Holy Roman Empire made a treaty with the ruler of Egypt that turned over control of all Jerusalem to the Christians, except the Dome of the Rock and the nearby Al-Aqsa Mosque.
(Clive Cussler “Corsair”, 2009)


ローマ法王が十字軍の誤りを認めイスラム諸国に正式に謝罪したのはフリードリッヒII世死後750年を経た2000年のことでした。

(追記)
中世でもうひとつの国際都市ベネチアも、数年前TVのインタビューに答えていた豪商によれば、祖父の代までは家庭での夕食の席で会話はギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語が日替わりだったそうで、母国イタリー語で話が許されるのは日曜日だけだったとのことです。中世から国際交易で生きてきたベネツィア人の国際感覚はハンパじゃあない。
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異常気象?

今年はカラ梅雨で「梅雨明けがはっきりしないままの夏」なんて言われましたが、8月半ば過ぎの「梅雨寒む」から梅雨のやり直しのような天候はゲリラ豪雨をまじえ、そのまま秋雨へといった状況です。(9月残暑は戻るそうですが、猛暑日はないという予報。)

最近ようやく「日本は亜熱帯化する」とあちこちで言われますが、weather pattern の変化はもう30年以上前にスイスや南ドイツでそれまではモロッコなど北アフリカにしか発生しなかった大規模なヒョウ害(hailstorm)が何度か起ったのがきっかけでした。専門機関による詳細な分析が行われ民間会社がリポートの形で各業界に配付していました。当初は「温暖化による気象変化」という警鐘は狼少年扱いされましたが着実に浸透していったのでした。1980年代半ばウィンブルドン・テニスの最中に、それまで英国では経験したことのない烈しいスコールが襲い、ゲームが1時間以上中断しました。たまたま観客として来ていた英国のポップ・スター、クリフ・リチャードが即席で観客の前で歌い、大喝采を浴びているのをTVで観たので覚えていますが、既にその頃には weather pattern の変化は欧米で常識になっていました。

しかし、日本は誰も関心を払おうとしないまま10年以上経過し、政府がようやく重い腰をあげたのは1997年京都議定書(Kyoto Protocol)からです。気象庁や政府は民間レベルで騒がれる前に警鐘を鳴らし、あわせて亜熱帯化する日本を前提に対応策を立ててゆくべきなのに、欧米先進諸国と違って危機感が欠如しているというか、あるいはこうした問題に取組むには発想が貧困で、結局何もできないからでしょうか? 不作為は無策と同じ罪なのに。(Thought alone was valueless. You must act for thought to become effective.)

「亜熱帯型日本」のモデル構築に政府が25年前から取組んでいたら、深刻な食料・エネルギー問題をはじめ本州が亜熱帯化した頃は気候快適な北海道へ首都移転といった構想なんかも絵空事でない進め方ができたのではないでしょうか。政治というのは自給率がどうの、省エネ、二酸化炭素削減がこうのといった数字合わせだけでなく、もっとスケールの大きな構想を国民に問いながら進めるものだと思うからです。

The nasty little apes that call themselves human beings can do nothing except run and hide. For these same apes to imagine they can stabilize this atmosphere is arrogant beyond belief. They can't control the climate. The reality is, they run from the storms.    
(Michael Crichton "State of Fear" 2004)

  2008.8.31
「政治嫌いのペーパーバック・ファン」
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オープニング

96才の現役医師・日野原重明先生は数多く講演もこなされていますが、聴衆の関心を引きつけるかどうかは「最初の3分間が勝負」と言っておられます。同じことは小説にもあてはまるようです。売れっ子作家はすぐれた構想力や文章力だけでなく、衝撃的なオープニングや歴史などを背景とした神秘的なプロローグで冒頭から読者を引きつける術にたけています。

クライブ・カスラーは必ず最初の十数ページないしそれ以上を史実を題材にしたプロローグで、時に序章1、序章2といった凝りようで本筋に入るのは50ページを過ぎてからというのも珍しくありません。知らない作家の本を手にし最初の数行に目を走らせ何の感動も得られないと、そのまま書棚に戻してしまいます。やはり言葉や文字で訴えるにはオープニングが大切なのですね。

これが映像の世界になると逆に言葉が邪魔といったこともしばしばです。アニメ、劇画、TV、映画など言葉を省略しドカン、ダダーンなどの擬音や強烈な音響・色彩で目まぐるしいシーンを展開するといった・・しかし、この世界でさえインパクトのあるオープニングにはずいぶん気を使っているようです。その典型が「予告編!」です。もっとも映画は昔からその予告編にいつも騙されたと思ってきましたけど。

言葉は邪魔?問答無用かという点についてはギャビン・ライアルの名言があります。

"Men don't die by guns alone. Guns always need words behind them, telling them they're doing the right thing."
(Gavin Lyall "Midnight Plus One" 1965)

「人は拳銃だけで死ぬわけじゃない。」というセリフはもちろん聖書の言葉「人はパンのみによって生きるにあらず/Man shall not live by bread alone」(旧約聖書申命記8章3節/新約聖書マタイによる福音書4章4節)のパラドックスですが。

話は外れますが古いコメディアン内藤 陳さんはミステリ・ファンとしても有名で、ギャピン・ライアルの小説タイトルそのまま「ミッドナイト・プラス・ワン」を新宿ゴールデン街の自分の店の名前にしています。Midnight plus one は「零時1分過ぎ」で、それまでに目的地に間に合わなければならない、というストーリーの構成でしたが、内藤陳さんは別の思惑でお店の名にしたのでしょうね。

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Nevil Shute (1899-1960)

BS 世界のドキュメントという番組で「核拡散問題」(Nuclear Proliferation) の根源が冷戦 時代 (1949-1989) の早い時期にあったことを時系列的に報道写真や映像をまとめた番組 (2008.7.15放映)がありましたが、私のような政治オンチにとって、今なお米国が核兵器の拡散を懸命に食い止めようとしている背景がよくわかりました。

古い英国作家ですがネビル・シュートをご存知でしょうか? 航空技師出身で第一次大戦に応召、第二次大戦は予備役といった体験から戦争を舞台にした作品を数多く書いています。戦後オーストラリアへ移住しアリス・スプリングスを舞台にした「アリスのような町」(A Town Like Alice) などを出していますが、もっとも有名なのはグレゴリー・ペックとエヴァ・ガードナー主演で映画化された「渚にて」(On the Beach) です。映画は見てないのですが、小説は核戦争で人類滅亡というシナリオで北半球は放射能汚染ですでに絶滅、地球の自転により汚染はしだいに南半球におよび、最後にオーストラリア南部で終末を迎える市民の生活を切り取った作品でした。(小説は1957年作。映画は1959年上映。)

半世紀以上も前になりますから英語版も今では入手不可能ですが、図書館に翻訳があればこの作家の本でぜひ読んで頂きたいのが "PASTORAL" (1944)です。邦題が何かも分かりませんが、軍人の男女が英国の美しい田園風景の中で出会う淡く短いロマンスで、全体が何ともいえない印象的な描きかたでした。また "Requiem For A Wren" (1955) は戦死した海軍の若い女性砲手を悼むテーマでしたがこれも心に深く残る名作でした。(Wren は鳥の名(ミソサザイ)ではなく正式の女性英国海軍 Women's Royal Naval Service の略称を変形させた呼び名です。第1次、第2次大戦中には女性も非戦闘要員として登用されていました。戦後は制度としては廃止されましたが、後に性差別なく英国海軍にも女性は登用されています。)

ネビル・シュートを始めて読んだのは1960年代でしたが、洋書の店頭にはぽつり、ぽつりしか見かけませんでした。大作というのはなかったように思いますが、どれも印象的な筆致で特に "PASTORAL"は後年のカズオ・イシグロ「日の名残り」(The Remains of the Day) を思わせるものがあります。また、"Requiem For A Wren" にそっくりの雰囲気を持った小説をケン・フォレットも書いています "JACKDAWS" (2001)です。(邦題「鴉よ闇に翔べ」戸田裕之訳/小学館)

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キャンベル・アームストロング (Campbell Armstrong)

キャンペル・アームストロングの作品ではアメリカ人女性暗殺者によるロンドン地下鉄の衝撃的な爆弾暗殺シ−ンで始まる "JIGSAW" (1994) とその続編 "HEAT"(1994) が有名ですが、この作家がそれほど知られなかった1980年代の作品に "MAZURKA" があります。そしてこれがなかなかの佳作でした。

"MAZURKA"が出た1988年当時は、まだソ連大統領だったゴルバチョフが民主化・改革路線(ペレストロイカ)を押し進める絶頂期にあったのですが、既にその時点で、後に起こるソ連の崩壊とそれに続く混乱、そしてゴルバチョフの失脚も予見する記述がこの小説に出ていました。私自身は "JIGSAW", "HEAT" のあとで読んだのですが "MAZURKA" の先見性がハンパでないのに驚かされました、その一部を抜書きでご紹介します。

"The Russian people need a little fear in their lives, emotional austerity. This isn't the West. Democracy isn't our historic destiny. Adversity is the glue that always held Russia together. Stalin understood it. Brezhnev also understood it."

"The Soviet Union is heading hurriedly toward disintegration, the public is doomed to explode from internal pressure. What is going on here is a struggle between the old ways and the new. There were flaws in the old ways, but it was a system that worked in its own fashion, one that people had come to accept. To toss all this away, to open windows and throw the old system! It would release all kinds of turmoil, all manner of ancient, frustrations and ethnic demands for sovereignty and self-determination throughout the Baltic, the disintegration of Soviet influence in satellite republics, a decomposition that might spread beyond the Soviet Union itself and into Poland and East Germany and Czechoslovakia, an anarchic state of affairs that would doom the upstart brigade who ruled these days from the Kremlin." "Change of this magnitude is always painful. But many people, even those who basically agree but argue that we're doing things too quickly, are going to have to adapt - or perish."

長く続いた制度・システムの綻びや疲弊は必然的に改革・変化を促すものですが、急激な変化は時に予想外の混乱を招くことも事実です。昨今、日本で頻発する不可解な犯罪、近親者虐待など社会不安の一面は小泉改革の陰の部分とかいわれますが、それはあくまで結果論です。ソ連崩壊後、東欧衛星諸国にまで及んだ大変動とはけた違いですが、上記引用の記述はソ連崩壊の3年も前に書かれたものです。正確な調査と分析で3年後の政変の必然性を突いています。

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ドバイ

「NHKスペシャル・沸騰都市」(May 18, 2008) は現在大発展をとげているアラブ首長国連邦ドバイを紹介した番組でした。10年前まではただ砂漠と海だったところにドバイ人口140万人の7倍を超える1000万人規模の大都市が突然出現し不動産価格が急上昇中です。いつかどこかのバブルを思わせますがそれも当然、もともと何もなかったところに蜃気楼のように現れた新興大都市ですから。しかもその開発スケールはべらぼうで、アメリカの西部開拓以来というか、ニューヨーク・マンハッタンと較べても、たとえば建設期間の早さだけでも段違いです。また海上に突然現れた膨大な埋め立て地はそのファンタスチックなデザインと巨大なスケールが圧倒的ですが、さらになお拡大中です。ドバイはもともと小さな中継貿易地で石油も今はもう出ないのに、突然こうした開発が進むのは近隣資源国からの投資流入によるものです。そのシンボル的な超高層ビル「ブルジュ・ドバイ」(Burj Dubai)は今秋完成予定ですが・・なんか・・バベルの塔の再来のように見えたりして・・。それに奇抜なデザインの人工島群は温暖化による海面上昇に耐えられるのかどうか、未知数の問題も当然残されています。
ドバイはイスラム圏では異例なほど政治・宗教色がない上、経済活動面では規制がなく所得税も法人税もない、裕福な外国人には快適な生活環境を提供しています。特に9/11後は周辺イスラム諸国、ロシア、カザフなど資源国の富裕層が安全な投資先、休暇先として急速に利用するようになったそうです。

人種、文化、宗教が異なる人々が共存する「国際都市」を永続させるにはそれなりに政治力が必要です。世論や摩擦に押され規制強化がはじまると外資はあっというまに引き揚げてしまいます。感情にかられ政策を誤ると旧約聖書にあるバベルの塔の話やサラセン人を追放したため滅亡に至った中世の国際都市シチリア王国の歴史が繰り返されることになりかねません。ドバイの将来は果たしてどうでしょうか?

The Tower of Babel (Burj Babil)

According to the biblical account, Babel was a city that united humanity, all speaking a single language and migrating from the east; it was the home city of the great king Nimrod, and the first city to be built after the Great Flood. The people decided their city should have a tower so immense that it would have "its top in the heavens." However, the Tower of Babel was not built for the worship and praise of God, but was dedicated to false man-made religion with a motive of making a 'name' for the builders - Genesis 11:4. God seeing what the people were doing and sinning against him, confused their languages and scattered the people throughout the earth.

Babel is the Hebrew equivalent of Akkadian Babilu (Greek Babylon), a cosmopolitan city typified by a confusion of languages.
(from Wikipedia)


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