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＜　俳句の会「朋月会」＞

６月句会の報告
　
　今月は例月どおり東京支部の会議室にて、高濱朋子先生と１３人の会員により句会を行いました。なお先日のりすけさんが急逝され、会員は１７人となりました。謹んでご冥福を祈ります。

１．日時：６月２８日（月）１５：００～１７：００　
２．場所：同窓会東京支部ランバスホール
３．投句：兼題（網戸、短夜、らっきょう）で５句、席題（雨）で１句

　朋子先生の御句　
　　網戸あけさらによき風通りゆく
　　どうしても目のゆく網戸の破れかな
　　思はざる訃音の届き明易き
　　短夜の時計律儀に音刻む　
　　短夜の雨音に君偲ぶかな
　　梅雨はれてジャパンブルーのタワーの灯

　朋子先生選
　　最優秀句
　　　大辣韮砂丘の雨を集めたる(数尾）
　　優秀句
　　　名も称も思ひ出せずに明易し（和生）
　　　何時（いつ）起きて何時寝（い）ぬる母明易し（理江）
　　　甲板を朝日走りて明易し（けいぞう）
　　　丈たかき草に縺れて梅雨の蝶（理江）
　　　葉先より葉先へ梅雨の雫かな（よしかず）
　　　ゆつくりと余生過ごさむらっきょ漬（よしこ）
　　　短夜のサッカー試合朝となる（数尾）
　　　短夜や異国の窓に遠き鐘（としゆき）
　　　網戸透く闇の世界の息遣ひ（としゆき）

４．句誌の準備・・先生に７句の選句をお願いした。

５．のりすけさんの追悼句・・先生に選句いただいた句を、各自短冊に認め、来月句会に持ち寄ることとした。

　　来月の句会予定
　　　日時：７月２６（月）１５：００～１７：００
　　　場所：東京支部会議室
　　　兼題：毛虫、向日葵、夏休みで５句投句、なお当季雑詠も可
　　　　　　欠席者は事前に投句のこと
　　　席題：当日先生より、１句投句
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上