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＜　俳句の会「朋月会」＞

１１月吟行句会の報告
　
　今月は横浜三渓園で吟行句会を、高濱朋子先生と１４人の会員により行いました。

１．日時：１１月３０日（火）１３：００～１６：００　
２．場所：横浜三渓園

３．投句：７句

４．朋子先生の御句
　　　句碑に添ふ桜もみじのはらと散る
　　　小春日の三渓園を句座として
　　　其の上の栄華を今に紅葉れる
　　　枯色の華やかなりし蓮の池
　　　美しく水尾曳く鴨や番らし
　　　明日よりは師走ひと日を愉しまむ
　　　濃紅葉の彩をこぼして桧皮葺（ひわだぶき）
　
５．朋子先生選
　　最優秀句
　　　水面にも曲り角あり鴨の道（まこと）
　　優秀句
　　　枯蘆に風立ち止り立ち止り（まこと）
　　　破れ蓮もののあはれもよせつけず（まさえ）
　　　日に染まるもみぢの中に染まる我（えごし）
　　　大銀杏冬日をあつめ輝きぬ（和生）
　　　ふかふかの落葉踏みたき回り道（えごし）
　　　移りゆく色それぞれに園の秋（えみこ）
　　　色に色重ねし山に冬の雲（まこと）
　　　色全て山に捧げて破れ蓮（まこと）
　　　真っ赤とはただならぬ色冬紅葉（まさえ）

６．１２月の忘年会について新宿中村屋で行うとえみこさん説明

７．来月の句会・忘年会予定
　　　日時：１２月２０日（火）１４：３０～　　　
　　　場所：新宿中村屋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

１２月の忘年句会報告

今月は新宿中村屋において、句会（先生及び１４人）と朋子先生の喜寿のお祝い会及び忘年会を行いました。

１．日時：１２月２０日（火）１４：３０～２０：００　
２．場所：新宿中村屋

３．投句：５句（兼題：熱燗、葱、山眠る）
　　　　　１句（席題：年末全般）

４朋子先生の御句
　　葱届く霧吹かれゐる新聞紙
　　人送る矢切の渡舟（わたし）葱畑
　　酌み交はす熱燗に泣き上戸かな
　　山小屋を閉ざしていよよ眠る山
　　眠る山温泉（ゆの）街賑はひをりしかな
　　辻占の一と言に沸く年忘

５．朋子先生の選句
　　最優秀句
　　　メモ一つ消して又足す年の暮（よしこ）
　　優秀句
　　　雑踏に聖書もらうふも年の暮（まさえ）
　　　泥葱の光を放ち剥かれけり（としゆき）
　　　一条の煙立つ里山眠る（としゆき）
　　　熱燗や医者も薬も知るもんか（まこと）
　　　ダム工事途絶えて山の眠りけり(よしかず）
　　　葱畑を吹き抜く赤城颪かな（まさえ）
　　　極月やスクランブルの交差点（としゆき）
　　　熱燗や部長の踊る安来節（まこと）
　　　葱提げて銀座マダムの昼の顔（数尾）　

６．１月の初句会
　　日時：１月２５日（火）１５：００～１７：００
　　場所：東京支部会議室
　　兼題：雪、初笑、侘助　
　　投句：兼題または雑詠句５句（ほかに席題１句）

７．朋子先生の喜寿のお祝い会
　　記念品の万年筆及び花束を贈呈し、中村屋の中華料理を愉しみました。

８．５月の吟行句会の件
　　浜央さんより東北地図など資料の配布があり、来月句会時に行先の検討をすることとなった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上