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＜　俳句の会「朋月会」＞

４月句会の報告
　
　今月の句会は、高濱朋子先生と１６人の会員により行いました。前３月は東日本大震災のために中止とし、今月は、前月の句とあわせて８句投句（席題なし）としました。

１．日時：４月２５日（月）１５：００～１７：３０　
２．場所：東京支部会議室
３．投句：８句（兼題は、彼岸、ブランコ、蛙、若葉、土筆）

４．朋子先生の御句
　　　明日知れぬ身とこそ思へ彼岸寒
　　　遠蛙田畑恋しき避難の夜
　　　ひくひくと喉を揺らして庭蛙
　　　ブランコに母の優しき手を添へて
　　　土筆生ふ紛れがちなる色もちて
　　　若葉風絵筆よこの色野逃すまじ
　　　三時間かかりし土筆一と握り
　　　雨雫葎若葉を耀はす

5．朋子先生選
　　最優秀句
　　　停電や久しぶりなる遠蛙（けいぞう）
　　優秀句
　　　山門に入るや彼岸の貌となる（まこと）
　　　マニキュアの光若葉のカフェテラス（まさえ）
　　　飛び込んですらりと長き蛙かな（けいぞう）
　　　青蛙上目づかひに窺へり（よしかず）
　　　姿見に映る若葉を借景に（きしょう）
　　　ブランコの昼と夜との物語（数尾）
　　　わきあがる蛙の声の闇深し（としゆき）
　　　釣堀に突如濁声牛蛙（としゆき）
　　　ふらここや分度器の弧を描きをり（まこと）

６．来月の吟行：５月２４日（火）　皇居東御苑
　　　１１時大手門前集合、１４：３０投句締め切り
　　　句会は東京支部会議室にて。雨天決行
　　　計画した東北方面の吟行は秋とする　

７．句会予定
　　　日時：６月２７日（月）１５：００～　　　
　　　場所：東京支部会議室
　　　兼題：５句投句（梅雨一切、蜘蛛、夏木立）
　　　席題：１句投句（当日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上